- 名前
- ココペリ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 都内のマンションに独り暮らしの男性会社員です。何でも話しあえるようなメル友になれたら...
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~幻のトイレ~
2005年06月05日 14:57
【ココペリ家の七不思議】
<第三話> ~幻のトイレ~
日進月歩の世の中、トイレもすっごく進歩していて我が家のお気に入りの場所はお風呂とトイレである。最近のトイレはセンサーで自動にトイレの蓋が空いたり芳香剤が自動に放出されるものも出てきて、ますます居心地の良い空間になりつつある。
僕が子供の頃はまだ足の痺れる和式便所しかなく、初めて小学5年生の時に洋式便所を見た時には使い方が分らず、便器に前向きに座って使用してしまった。きっとそんな人が多かったのか、当初、洋式便器には使用方法として後ろ向きに座って下さいという注意書きが貼ってあったものだった。
勿論、僕が子供の頃に子供部屋に増設された便所も和式便所であった。その6畳ほどの子供部屋には二段ベットとセミダブルのベットがあり、二段ベットの上に次女、下に長女が寝ていて、セミダブルに長男と次男が寝ていた。そして幼い僕と妹は両親と同じ部屋でまだ寝ていた。そんな頃、もう一つあった幻のトイレにまつわる出来事である。
ある晩、二段ベットの上にいた次女は一人起きていて本を読んでいた。ふと人の気配がして横を見ると、長男がおき出して無表情でベットの横に立っていたのであった。ドキッとした次女が声をかけるが、長男には反応がなくブツクサと独り言を何やらつぶやいた。
そして長男は姉達の方に無言で近寄り二段ベットのハシゴを九十度に開いたかと思ったら・・・大変・・・長男はズボンを下ろし勢いよく寝ている長女めがけておしっこし始めたのであった。かけられた長女も口を開けて寝ていたもんだから、そりゃ大変・・・
その晩は、親にポカリと殴られながらも寝ぼけまなこの長男と「口におしっこが入ったぁ!!」と泣き叫びオエッオエッと時々戻しそうになる長女、そしてその横で笑い転げる次女と寝ていて訳の分らん他の兄弟たちの姿があった。
決して裕福じゃなかったあの頃・・・兄弟は沢山いて喧嘩もいっぱいしたが、にぎやかで毎日が楽しかった。
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