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『フロスト×ニクソン(ロン・ハワード)』
2009年05月08日 23:38
『フロスト×ニクソン(ロン・ハワード)』です。
4日間、フロストはニクソンにインタヴューをする。本音を引き出そうというのが目的、ニクソンを法廷に引き出すのだと。
3日目までは、フロストの完敗。しかし、最後の日に・・・、奇跡が起きた。そう、奇跡が起きたとしか思えない展開。見ていない方の為にこれ以上は書けない。
さて、ニクソンを演じた、フランク・ランジェラが素晴らしい。最後の、放心したような表情。まさに、完璧な勝利が我手からすり抜け、敗北を喫した男の顔である。そういうことを演技できる見事さに、拍手。
ディテールは別にしても、この話の結末らしきものは分かる。だから、敢えて奇跡が起きたと書いたのも別段不思議でもなんでもない。
この手の映画の、予定調和でもあるからだ。
だが、しかし、この最後の展開に如何に表現しながら持っていくかが、監督の力量だ。何を描くかではなく、如何に描くかである。如何に役者を表現するディテールとするかでもある。
その見本のような一本だ。
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