数字への挑戦

前回のログで、突然、天国のジョンレノンと会話を始めた私の行動に対して、
「いつも通りだ」というコメントを複数いただいて、結構驚いています。

私、いつもそんなんだったのか。
自分のこれまでの生き方について、もう一度見直してみたくなりました。

まぁ、それならそれで、これからも、そういうノリでお届けしようと思います。

家には、店でも開けそうなぐらい、大量のレトルト食品（主にカレー）と3分でできるパック入りのご飯があります。

私が買ったんじゃありません。
母が送ってきたんです。

「食事を作る気力が無い。」と言った私を心配してくれたんだとは思うんですが、これが結構困るんです。

まず、ただでさえ狭い部屋に、この大量の食品を何とか収容しようと努力するだけで、すでに、かなりの気力が消耗されてしまうのです。

次に、いくらレトルトと言っても、暖めたり、盛り付けたり、食器を洗ったりという手間があるので、これだけでも十分疲れるんです。

最後に一番の問題、レトルトって結構腹持ちが悪いので、
結局、何か他に付け合わせの食べ物を用意しなければならない。

私の最近の悩みは、レトルトの腹持ちを何とか良く出来ないかということ、

そして、冷凍庫の中に眠り続けている、ある食品を何とか食べなければならないということでした。

それは、ハンバーグ。

これもインスタントなので、パックに入っていて、お湯で温めるだけで食べられるんですが、
温めに掛かる時間が、なんと18分。

カップラーメンが6個作れる時間です。

私のめんどくさがりの性格上、ついカップラーメンの方を取ってしまっていました。

しかも、ハンバーグだけで、食事を済ませることは当然出来ないので、
ご飯や付け合せを用意しなければなりません。

普通に考えれば、温めの18分の間に、何か作れば良いと思うんですが、それが面倒で、つい、食べるのを後回しにしていました。

もちろん、こんな面倒なものをわざわざ自分で買うわけがありません。
例に漏れず、母が送ってくれたものなので、無下に捨てることもできない。

かといって、食べるのも面倒なので、信じられない程長期間放置されており、ずっと悩みの種になっていたんです。

他の物を取り出すために冷凍庫を開けるたびに、凍ったハンバーグが顔を出し、
母の思いやりを無駄にしている自分を責めているような気がするのです。

母の愛が、冷凍庫の中で、凍り付いているという、一種文学的な、人の世の無情ささえ感じるんです。

「人の世もくそも原因はお前じゃないか。」
そんな幻聴すら聞こえます。

最近、自分が被害妄想に取り付かれているんじゃないかとよく思います。

ところが、今日、ふとあることに気が付きました。

このハンバーグをパック入りのご飯の上に乗せ、その上にレトルトカレーをかければ、
手軽で、しかも、腹持ちが良い物ができるのではないか。

さっそく試してみることにしました。

冷凍庫の中のハンバーグは、さながら、永久凍土の中で眠り続けるマンモスの遺体のような静けさと風格を備えていました。

要するに、見るからに古そうだったんです。

賞味期限を確認すると、2005年11月になっていました。

あれ、もう過ぎてる。

普通の人には、食べることへの諦めをもたらすはずのこの数字も、
私にとっては、挑戦への舞台に映りました。

ビートルズの曲のすばらしさが永遠であり、いつになっても、古く感じることなどないように、
冷凍食品には、賞味期限など無関係なのです。

……多分。

一旦作ると決めたからには、もう後には引けない性格なんです。

ええと、ここまで引っ張っておいて何ですが、
ハンバーグの味は、普通でした。

ただ、18分以上温めたにも関わらず、中まで熱が通らないぐらいの分厚さがあり、
カレーと合わせると、明らかにボリュームがありすぎでした。

あと、レトルト食品がありがたいかどうかはともかく、母の気持ちは、本当に嬉しく受け取っています。

最後に、何となく好感度アップっぽいことを書いていて、我ながらあざといですが、これで終わります。


★

かりえもんさん
私は、単純なので、
雨の日と言えば、真っ先に“Rain”を思い浮かべてしまいました。
ジョージとは渋いですね。
何か、雨に関する曲ってありましたっけ？


zekeさん
ええっ？あれがいつも通りってことは、
いつもの私って、どんなイメージなんだろう。
むしろ、少しぐらい心配してほしかったような(笑)


ターボさん
うん、そうします。
自分のペースを掴むのが苦手なので、
気楽に自分のペースでって言うのが、
結構難問なんですが、頑張ります(笑)


takaさん
いや、結構ありますよ～。
実は私も禁煙では散々な目にあったので、
とても楽しく読んでます。
事件は、起こるのを待つのではなく、自分で無理にでも作り出すものです(笑)


ばんちゃん
そう、あれはひろみ郷です(笑)
気づいてくれてありがとう。
過ぎたことはしかたないけど、もう同じ失敗はしないようにしたいです。


はるさん
え、あれがいつも通りなのかな？
だんだん、自分のいつもに自信がなくなってきました。
一人一人に直接言ってたら、確かにしんどいかも(笑)
もっともなツッコミをありがとう。


jb65さん
お久しぶりです。
アンソロジー初出のが数曲ってことは、海賊盤で、もう出てたってことですか？
でも、いちいち集めるのが面倒なので、アンソロジーみたいにまとめて発売してくれるだけでありがたいんですけどね。