ﾊﾗｽﾒﾝﾄｼﾘｰｽﾞ★・・・

「Ａ氏はＭ君からＡ代表に伝言を頼まれている。
いつ公開謝罪するのか？いつ解散するのか教えて欲しいとね。
12月のあの件は私も聞いた。是非はともかくとしてＭ君かわいそうで…」Ｎ山さんは指で目頭を押さえた。

（12月、雨にも負けずＡ氏を待っていたあの○チガイ沙汰。Ｎ山さんはすっかりあいつに同情しているのか…）

「ともかくもＡ氏と私で名古屋に行って彼と話そうと思っているんだ。Ａ氏はその件で隣の部屋で代表と話している。」

『Ｎ山さん、ヤツのペースに呑まれないでくださいね。
Ｍはどんな嘘八百言うかわからないです。』

Ｎ山さんは目に笑みを浮かべて深くうなずいた。
「私だけならともかく、Ａ氏が一緒だよ。
小僧がＡ氏を丸め込めると思う？」

（それもそうだ。Ａ氏は海千山千、修羅場をくぐってきていると聞いている。恐ろしいくらい頭も良い。安心か＾＾）

と話していると、隣の部屋からＡ氏が入室。
『Ｎ山さん、待たせたねぇ』と声をかけた。
『代表の返事をもらった。帰宅の前にＭに電話して話そう。』
Ｎ山さんも立ち上がった。
「じゃ、みなさん私達はこれで」。
Ｎ山さんとＡ氏は一礼して去っていった。


東京広報部長はその後姿を見ながら静かに言った。
『Ｍ君の事でも色んな人に影響を出してしまっている。
本来は本部部長の私がさばかないといけないのに。』

私は彼に聞いてみた。
「Ｍとお会いになって話し合った事もあるのでしょう。」

『うん。あの人すぐ泣くね。興奮しやすいのかな。』
「オリは、オリは…と泣くんでしょう＾m＾」と私が言うと
東京広報部長曰く『ぷっふふ。知っているんだ』と眼鏡の奥で目が笑った。

「一番最近は去年の冬場でしたよ。」

「彼は東京支部の前に長くいて、携帯で電話をかけてきました。
ドアは施錠してたんですけどね」

（ウラに続く）