- 名前
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「コドモのコドモ」レビュー☆
2008年10月23日 23:28
甘利はるな主演他。ただひたむきに、力いっぱい守る。ほんとうに 大切なものだから。春菜(甘利はるな)はイマドキの小学5年生の女の子。ある日、いじめられっこで幼なじみのヒロユキと興味本位でしたのは“くっつけっこ”という遊び。そして性教育の授業を受け「私、妊娠したかも!?」と思い始めます。大人たちに知られないままに、どんどん大きくなっていくお腹をかかえ、春菜と友人たちは結束し、コドモたちだけで乗り越えることを決意しますが…。
6/10点!!春菜は、イマドキというより、「皆、死ねだし。」とか平気で言っちゃう等身大11才の、勝ち気な女の子。彼女のキャラクター設定と、クラスメイトも含め全員の演技が、とてもしっかりしていたので、ストーリー全体が引き締まって、現実に近付いたものになれていた気がします。大人は起きてしまった事を消そうとするけど、子どもは受け止めてそのまま突き進む。それが、コドモ力ってことですかね。しかし、小学生の妊娠はありえるとしても、この展開はありえない!命の大切さと、コドモ力の凄さを描いたというわりには、逆に、命を失う危険さを無視して、突っ走る子どもたちに、観ている方はハラハラし通し。何も気付かない大人たち、春菜のおなかを見守る子どもたちは映画の中のファンタジーです。大人に言ったら命が消されてしまう、なかったことにされてしまうと感じた子どもたちの心は、現代を象徴していると思います。でも、子どもたちが嫌う「責任」も、やはり大事で、結局、春菜と赤ちゃんは大人たちの保護のもとにこれから育っていくだろうことを考えると、なんだかなぁと思います。その反面、ありえない事なんてひとつもない11才の子どもたちに、命は宝物、命は全力で守られるのが自然なことというのを教えられた気がします。色々考えることが出来る作品。だから映画はやめられません(^^)2008年公開。
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