天上人

ジミ・ヘンドリクスのｷﾞﾀｰはよく「津軽三味線」に似ている
と言われます。

実際に三味線を生で聞くと、僕にはジミにしか聞こえません（笑）
逆に無伴奏で「ベンべケベンべケ」弾きまくっている時の
ジミは三味線にしか聞こえません（笑）

では彼は一体何をやりたかったのか？自分でどういう音楽を
演奏していると自覚しているのか？と聞かれると
即座に「ブルーズ」と答えています。しかしビートルズ以降の
様々な実験的なロックには多いに影響を受けたので
それも自分の一部だといった発言があります。

常人の域を遙にこえた、スペース・ミュージック
の数々はスタジオ録音では様々な音のエフェクト、ミックス
音色そのものがカラフルに彩られた「音楽曼荼羅」とでも
呼べそうな位のもの。
一方ライヴでは繊細かつ豪放な「神聖なる騒音」を撒き散らして
３年弱で旅立ってしまいました。

僕は様々な音楽を聞いていますが、彼の音楽は未だに僕の
頭の中ではカテゴライズされるのを拒否したままです。
しかし最上級の魅力を放っているので聞く事は拒否できません。
麻薬みたいな物ですね（笑）

女性には彼の音楽がどう聞こえるのか非常に興味があります。

７０年バークレー大学での名演といわれている
ジョ二ー・B・グッド

https://jp.youtube.com/watch?v=P5BOf-8vHoY