- 名前
- ヤヨイ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 主にログ交流を愉しんでます♪ 読むのも書くのも大好きなので 気になったログには フレ...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
公僕という言葉
2008年07月23日 08:52
昨日、公共図書館に行ったときのこと。開館の音楽が薄くかかる中、なにやらの喧騒。あきらかに尖がった男性の声が、館内に響きわたっていた。
雑誌コーナーの陰では、詳細は聞き取れない。好奇心に勝てず、少しそばに寄ってみた。
「今日、お貸しできませんだあ~!お前阿呆やろ!何ものの言い分や!」ますますボリュームはあがり、私以外にも耳をそばだてる人ひとヒト。。。
「、、、、でも、○○さまは、この本以外にも延滞していまして、こちらから何度も連絡、、、」
「はあ!お前ら、公僕やろ!俺の金で食ってるんやろ!何を偉そうな口たたくねん!これは俺らの金やろ、全部!」
バンバンとカウンターを蹴る音、がなり声。
大体の事情は掴めた。彼は、借りた資料を返さない。今日数冊返したが、まだ借用中のものがある。その件は、連絡しているにも関わらず、音なしで、今朝いきなり自分の勝手だけでわめいている。
同じ司書として、血が沸きかえり、怒りが沸々と生まれてきた。
同じ利用者として、そして、場所は違えど公僕と呼ばれる立場の私が、ここで黙っている手はない。
心はそうざわついているのに、足がなかなか動かない。自分の顔がこわばっているのを感じる。早く、はやく、、、、自分の中の声が小さくなる。どうして、何もできないのだろう。
そのとき、顔見知りの男性職員が騒ぎを聞きつけたか、誰かに呼ばれたのか、足早に駆けてきた。
「どうされました?こちらでゆっくりお話しを受けます」と彼がいうやいなや、暴君は「なんや、お前、なんやねん」といいながら後ずさり。
「まず、事務室の方にでも・・・」と軽く肩を触る職員さんの手を、弱弱しく祓ったのが、彼の最後のあがき。
「ええわ!こんなクソなところ、知るかい!わしをなんやと思ってる!」と小走りにゲートに向かう彼。
終わった。。。。
人もばらけた中、カウンターに目を戻すと、対応した若い臨時職員さんが、赤い顔で、例の男性職員さんたちと話している。
ささやかな朝のいざかいは終わった。でも私の中では終わっていない。
無力を、情けなさを十二分に痛感した朝。
このデジログへのコメント
特に収入に安定した人を羨み妬む人間がどんどん増えていく!人の心を荒み腐らせるだけの今の日本の縮図だね
反省し反芻し・・でも嘆く事は無いよ。その場その場に必ず行動しなくちゃならない人が居るはずだから・・
正義感に燃えるのも分かるが、諭して分かる相手じゃなければ無意味でしょう。忘れなさいな。
何も出来なくて普通だと思いますよ。
気にしない、気にしない^^
ってか、司書なんだぁ。
借りたものが返せない輩に、もの言う資格なし。
ヤヨイさん、「君子危うきに近寄らず」といいますよ。
コメントを書く