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- 自己紹介…になるのかな。 デジタルというよりアナログな人間かと思うんですが…。 傍目...
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救急搬送
2008年06月20日 19:29
救急搬送
色々と医療事象が騒がれている今日この頃。
事務的な対応に苛立たしさを覚えたことが先日あった。
うちの病院に痙攣さんがやってきた。熱誠痙攣といわれる小児に一番多い痙攣かとも思ったのだが…ちょっと好発年齢でもない。なんだろうなあと思って診察に出かけた。痙攣は止まっていて意識もすでに戻っている。
たわいもない話を親御さんとその子を交えながら話していた。年齢が年齢であったために痙攣が起こった原因を捕らえないといけないので精査は必要で指示を出して検査にあたった。
検査中に嘔吐した。
2日前からずっと吐いているとの事だった。なるほど血液検査でも脱水になっている。しかし電解質と呼ばれる成分までもが軽度狂っている。
???
長い時間、吐くからといってそんなデータはなかなか示さない。やはり痙攣が起こったこととなんらかの関係はありそうだなと思えた。そして嘔吐後より状態は悪化傾向を示した。
結果は諸々あったとして…うちの病院では対応困難ということが発覚。高次機能病院として大学病院を当たったのだが…敢え無く受け入れ不可とのお返事が。
困りに困り、結果として県を跨いで他県の大学病院にお願いすることとなった。イレギュラーではあるが仕方ない。
さてここからだ。
救急隊から『県を跨ぐ場合は、救急車は出せない』との額面どおりの言葉。僕自身県を跨いで搬送なんかをしたことないから正直驚いた。映画なんかでは見たことがあったけど…本当にそうだった。
ありえないだろう。
そこに住んでいる子が悪くなって搬送がいるのに救急車が、規定があるから出せないなんて。
この時点で正直、気分が悪くなるほどに苛立っていた。…しかし規定であるものを一端の救急隊員が捻じ曲げることもできないので…受け取り搬送を以来。つまりは他県に連絡を取ってもらって県境で他県の救急車に待機してもらい、リレー方式で搬送するということになる。
そして・・・そして・・・
連絡を取ってみますと話して2時間。音沙汰なし。
後で分かったことだが、上層部と話をしていたようだった。
何を迷うことがあるのか??
何を相談することがあるのか???
なんのための連携なのか????
自分には子供がいないが、親でなくても刻一刻と状態の悪化している子供がいたら・・・大人なら何かしてあげるべきであろう。
上司に連絡する義務があるのは消防隊員であろうと救急隊員であろうと医師であろうとサラリーマンであろうと部活の後輩であろうと分かる。分かるが…それに2時間かかる理由は僕には思いつかない。
その一部が受け渡しの場所云々を相談していたとか何とか…そんなの県境まで行くのに1時間はかかるわけだから、その間にすればいいのではないか??と思ってしまう。……そして案の定、救急搬送中に場所の変更の連絡が次々にやってくる。それはそうだろう。踊る大走査線ではないが、現場と会議室では状況は分からないだろう。
最終的に、初めて消防署に連絡を入れてから3時間半後に救急車がやってきた。
妙な疲労感と、苛立ちを抑えきれない時間となった。
お役所(市職員・郵便局員や公務員達)が嫌いになる一連だった。
まぁもともと銀行員さんも含めてあまり好きではないのだが…。
そういう自分もあまり気に入られる職業ではないであろうことは自覚している。
このデジログへのコメント
患者さんのことを第一に考えた気持ち親御さんには伝わってると思います。
これからもその調子!
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