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梅咲きぬーー

2026年02月11日 17:09

梅咲きぬーー

清英の作品
「梅咲きぬどれがむめやらうめぢややら」は、江戸時代中期の俳人与謝蕪村(よさ ぶそん)が詠んだ俳句です。
句の意味と背景
この句は、当時「梅」の仮名遣いを「うめ」と書くべきか「むめ」と書くべきかという論争(音韻論争)があったことを踏まえた、遊び心あふれる作品です。
現代語訳: 梅が咲いた。さて、どれが「むめ」で、どれが「うめ」なのだろうか。
背景:江戸時代本居宣長上田秋成の間で「梅」の表記をめぐる議論が行われていました。蕪村はこの句に「あらむつかしの仮名遣いやな(ああ、難しい仮名遣いだこと)」という前書きを添えており、理屈にこだわる論争をユーモアたっぷりに笑い飛ばしています。
句の構成
作者:与謝蕪村
季語: 梅(春)
表記のゆれ: 句の中では「むめ」と「うめ」の両方が使われ、言葉の表記という堅苦しい問題を「咲いた花を見て区別がつくまい」と軽妙に表現しています。
理屈抜きに「梅が咲いた」という春の喜びを、当時の知識人の話題と絡めて楽しんだ蕪村らしい磊落(らいらく)な一句です。

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