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ビアン、そして私に取ってのBDSMと"Penis"

2025年11月27日 02:00

ビアン、そして私に取ってのBDSMと"Penis"

昨日「ウラ」で書きました文章が、私の力不足ゆえに十分に伝わらず、もしかすると誤解された方もおられたのでは……と気になり、少し補足を書かせていただきたく思います。

まず最初に、私が女子高校・大学・大学院へと進んでいった過程を女の子に対する「下心があった」と表現したことで、通俗的なイメージ——例えば「女子校ではビアンセックス、或いはその疑似行為が日常的に行われている」など、少し刺激的な妄想」をなさった方もおられるかもしれません。

けれど、残念ながらそれは現実とは大きく違うのです。
女子校生活は、男性の皆さまが想像なさるほど艶やかなものではありません。
恋心めいたモノに気づくことはありますが、それは多くの場合、ごく静かな、内に秘めたものです。
日常的にビアンセックスで溢れている、というのは、ほとんど「都市伝説」に近いでしょう。

困った事に、近年はライトノベルコミックの「百合モノ」が盛んで、その世界観に触れた方が「現実もこんなものだろう」とお感じになるのかもしれません。
私もいくつか読んでみましたが、正直なところ、ほとんどは現実のビアンとは別物で、物語としても設定や人物像が非現実的で、読み進めるのがつらいほどでした。
コミック等は可愛らしい世界ではあるのですが、それは飽くまでも“創作としての可愛らしさ”であって、現実の女の子同士恋愛関係は勿論、セックスとは、全く別次元なのです。

そもそもビアンを「百合」と呼ぶ習慣自体、歴史的にも伝統的にも明白に間違いなのです。
花に例えるなら、本来はスミレ
古代ギリシア女性詩人サッフォーの時代から、レズビアンの愛を象徴してきたのはスミレでした。

ですので、「女子校にはビアンが多い」という妄想を認めるならば、「男子校ゲイだらけ」、という論も成り立ってしまいますよね。
これを申し上げれば、少しご理解いただけるのではないかと思います。
現実には、女子校でも“真正のビアン”は、私を含めてもごく一部にすぎなかったのです。

勃起した”Penis"を前にして——女王として、そして女性として

次に、ビアンであり、BDSM女王様でもある私が勃起した”Penis"(私は「ファロス」ー古代ギリシアの呼称を使いたいのですが・・・)をどう見たか、どう感じたか、少し丁寧にお話ししてみたいと思います。

私は discipline のみ、と男性に固く約束させたうえで、いつものように、袖のないハイレグカットのエナメルボンテージスーツに7㎝ヒールのサイハイブーツを合わせ、「一本鞭」を手にしました。

本来なら、師である「C女王様」から頂いた1.5mの本格的な革鞭を使いたいのですが、部屋の天井高(3m)の関係で、私の身長ではフルスイングの制約から、1mの鞭を使用しています。

ボンテージスーツデザインには、少し私自身の「美意識」のようなものがあります。
袖無しにすることで、手入れをせず自然に茂らせた脇毛をあえて見せることができますし、ハイレグにすることで、私が大切に育ててきたアンダーヘアを両サイドから覗かせることができます。
こうした“自然な身体のままの野生”は、BDSMにおいて力と支配の象徴であり、同時に私自身のセックスの表現でもあるのです。

対する奴隷は、男女とも原則は全裸
気に入った奴隷女の子には稀にニーハイ・ブーツのみを許すことがあります(サイハイ・ブーツは「力」の象徴なので)が、男性をdisciplineした時は、私に対する安全のためにも、全裸正座させ、サムカフで後ろ手に拘束しました。ほんのそれだけで、身体の自由を奪う事は可能なのです。


男性は視覚(私の姿と動き)と鞭で打たれた事の緊張によって刺激が高まっていたのでしょう、"Penis"の”shaft” は血管が浮き出していました。

私は彼の前にかがんで興味深く"Penis"を観察しました。
特に目を引いたのは"glans" の部分で、薄く紫がかった色味が少し神秘的にすら見えました。
ライトを受けて光り、張り詰めた粘膜が艶やかで、透明な液体が滲む様子は、興奮と緊張の混ざり合った男性の生理そのものなのだと感じました。
「でも、どことなく女の子のソレに似ている処もあるな」
私はそう思いながら、純粋に見詰めていました。
その行為もdisciplineの一部、と考えたからです。

けれど、男性(の肉体)は、それだけでは満足できなかったのです。
彼は「セックスさせて欲しい」と哀願したのです。
明かな契約違反です。
私は男性のdisciplineを断り切れなかった自分を後悔しました。
私は約束と「奴隷とはセックス出来ない」事を理由に断りました。

すると、驚いた事にその男性は「セックスすれば、女王様だって気持ち良くなれるじゃないですか」と言ったのです。
そのとき私は、大きな失望を味わったのです。
「矢張り、男性が最終的に求めているのはソレなのか・・・」

「私はね、女の子セックスしている時間が、何よりも幸福なの。何時間でも、何日でも続けていたいほど。私に"Penis"は必要ないの。disciplineだけ、と言う約束を守れないなら、裸で後ろ手に拘束した儘の姿で置いていくから。自分で好きにすれば」私は女王様として、キッパリ命令しました。
「うう・・・では親指のカフを外してください。自分で・・・しますから」
拘束を外すと、彼は自らshaftを握って扱き始めモノの数秒と経たないウチに、白い粘液を激しく放出しました。
その後の彼の変化は、静かなものでした。
“嵐が過ぎ去るように”とでも申しましょうか、途端に穏やかになり、「床を汚して申し訳ありません。……あの、もう服を着て帰ってもよろしいでしょうか」と。

私が鮮明に覚えているのは、
男性が絶頂に達するまでの短さと、そこから一気に平常へ戻る落差の大きさ
その対照が、ビアンセックスとの圧倒的な違いとして、私の胸に深い印象を残したということです。

私は、ヘテロセックスがどう、ビアンセックスがどう、と優劣を論じたいのではありません。

ただ、世の中に溢れている誤解や思い込み——特に大衆消費文化が作り上げたビアンセックス像——そのイメージがあまりにも私たちの現実と乖離していて、少しだけ本当の姿を知っていただければ……という気持ちがあるだけです。

 ビアンは“百合”ではなく“スミレ”の文化に根ざしていること。
 女子校ビアンの温床なのではないこと。
 創作の「百合」は可愛らしくても、現実とは違うこと。
 そして、ビアンセックスには、男性の性愛とは異なるリズムと持続があること。

これらを、どうか静かに受け取っていただけたら、私はそれだけで十分です。

このウラログへのコメント

  • 啓太 2025年11月27日 06:21

    ビアンセックスと言う表現が新鮮で、同時に未知の世界を教えていただきました。
    性癖とは別に、膣内への刺激やケアが女性らしい艶やかさを保つ上で大切と聞きますがビアン相手にしてもらうんですか?

  • 西野 優奈 2025年11月27日 08:55

    > 啓太さん

    ありがとうございます。但し飽くまでも私個人の体験です。
    全てのビアンに当て嵌まる訳ではございません。
    「・・・と聞きますが」:貴方様にそれを語った方にお訊ね下さい。

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