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NonReal Sex ~第1章 第二幕~

2007年09月02日 05:55

おはようございます。
キャンです。

昨日書いたNonReal Sex ~第1章 第一幕~
ですが、意外と好評のようで嬉しく思っています。

さて、今回は私が出張ホストに手を出す瞬間を
描いています。
今思えば・・・という要素が沢山入っています。

どうぞ、ご覧ください。

※この小説に出てくる人物名は実在する人物名とは違います。
※この物語はノンフィクションです。

***********************************


NonReal Sex ~第1章 第二幕~

・・・店長から休みをもらった俺はマサとはめをはずしながら
遊ぶ毎日を過ごしていた。
大学生夏休み宿題も特に無く、やる事といえば
「遊び」「寝る」「エッチする」の3つくらいだ。

24時間のうち18時間はマサと一緒に過ごし、
他愛も無い事ではしゃいでた。


  シカシ頭ノ中デハ鳴リ続ケル・・・
          アノ鐘ノ音ガ・・・


ある日、珍しくマサとは別行動で
趣味のギターを触って楽しんでいた。
マサはその日は派遣のバイトが急遽入り、
遊べなくなったからだ。
いつも一緒につるんでいた相方がいなくなると、
なぜか寂しさを感じてしまう。

そんな思いから久しぶりに路上に出てライブをする事にした。

高校時代からアコギを始め、
人様に聴かせる事が出来るくらいには弾けた。
勿論コピー曲が多いが、10曲くらいはオリジナルもあり、
頼まれればある程度の曲はその場で弾けたので、
路上で知らない人に聴かせる事も好きだったのだ。

ただ、大学に入ってからは決して一人でする事は無く、
必ずマサやサラなんかがいたが、今はそいつらは捕まらない。
だから一人で飲み屋街でギターを抱えてすることにした。


   ソレガ悲劇ノ始マリダッタ・・・・


いつも歌っていた店の前に行くと
その日には珍しく先客がいてゆずを歌っていた。
仕方なく別の場所を探しブラブラ歩いた。
そうするとある一軒の店の前を見つけた。

少し暗がりの所だったが、店先のライトがいい感じに座る場所を照らしていた。
道路に面しており、バーや飲み屋にも近い。
見ていると若い客もいるようで、飲み終わった後に
少し聴いてくれそうな穴場である。
意を決し、そこでギターケースを広げ
チューニングをして歌い始めた。

路上弾き語りをしていて楽しいのは、
見知らぬ人が足を止めて聴いてくれたり、
終わった後に声をかけてくれて人のつながりが増えるからだ。
高校時代もそうして友達を増やしていた。
その日も5~6曲歌っていれば
10人くらいの人が
「いいぞ!」とか「スピッツ歌えない?」
等と声をかけてくれた。
中には話をしていて番号を交換した人も何人かいた。

そんな風に楽しく歌っているときに、
ある人が俺の前で立ち止まった。
見た目は30代前半の男性。身長は俺よりも高く180cmくらい。
結構かっこよく服も着こなしていた。
そんな男性がずっと聞いてくれていた。
1曲終わると拍手をしてくれ、話しかけてきた。

 「歌、うまいね~。ここらで結構やってるの??」

 「ありがとうございます。ギター自体は趣味でちょくちょくやってますけど、
  路上で歌うのは月に2・3回くらいですよ。」

 「いやぁ~さっきそこで飲んでたら聞こえてさ。気になったから来ちゃったよ。
  名前なんていうの?年は?」

 「・・・ショウです。年は19っす。」

初対面だけど急に年齢を聞いてきたりしたので、
この男性は男色家の人かと思い、少し警戒をした。
そんな時、その男性の横に一人の女性が現れた。

 「ちょっと~シンジぃ~。勝手に置いていかないでよぉ~。」

 「あぁ、悪ぃ悪ぃ。忘れてた。」

パッと見、24歳くらいのギャルミニスカに黒の透けそうなキャミを着ている。
手にはヴィトンバックを持ち、金をもってそうだった。

 「俺、シンジっていうんだ。年は29。よろしく。こいつはミカキャバ嬢なんだよ。」

 「あ、あぁ・・・。」

女が来た事で自分の中で男色家の疑いも晴れ、
少し気を許して話をしていた。
なんでもこのシンジという男、バーの店長をしているようで、
今日は久しぶりのオフ彼女デートをしていたらしい。

 「ちょっとのど渇かない?よければ店すぐそこだからなんか奢るよ?」

 「え?良いんですか?」

酒が大好きな俺は「うまい酒」よりも「ただ酒」が大好きだったのだ。
そんな俺が断るわけが無い。

 「ゴチになります♪」

といいつつ、ギター一式を片付けてシンジのバーについていった。


その店はホントに近くにあり、
良い感じのインテリアを置き、
上等な酒も置いていた。
ただ、わかりにくい場所にあり看板も出ていない為、
知っている人しか来ないといった感じの店だった。
彼女のサラのバイト先にも近いので、今度二人で来ようと思った。

 「まぁ適当に座って。飲み物何が良い?」

カウンターに入ったシンジおつまみを出しながら
手際よく酒を作っていった。
出された酒をのみつつ、シンジミカと3人でドンドン
色んな話をしていった。
恋の話、大学の話、バイトの話、この前倒れた話・・・。
話してみるとシンジもイイ人で、バイトからこの店を始めたらしい。
大学には行かず、ずっとバーでバイトをしていたようだ。
しかし社会の事や学問の話にも詳しく、俺よりも頭がいい感じがした。
そんな中、シンジがとある事を聞いてきた。

 「なぁ、ショウって何でそんなにバイトしてるの?彼女の為?金の為?」

 「え・・・?」

急にそんな事を聞かれ、うまく答えられなかった。
仲の良いマサにも言われた事があったが、その時はサラにも話されると思い、
とっさに「彼女の為」と答えたが、実際はどうなのだろう・・・?
考え込んでいた時に・・・

 「もっと楽して、楽しんでお金が欲しいとは思わないの?」

と横にいたミカに聞かれた。
その答えには明瞭に
 
 「そりゃそんな稼ぎ方があるならしたいですよ。」

と答えてしまった。
二人の顔が一瞬笑った事にも気付かずに・・・。

 「あるよ。楽しんで金が稼げる方法。」

 「えっ?マジで?」

 「・・・・・知りたい?」

二人のセリフに少し戸惑いながらも、
聞くだけなら構わないだろうと思い、聞いてしまった。

 「うん!どんな仕事?」

 「『出張ホスト』。」

二人して同じセリフを同時に答えた。
始めは言葉の意味がわからず、考え込んだ。
出張=出むくのはわかるが、『ホスト』がなぞだ。
ホストが出張して一体何をするのだ。
酒の相手か・・? と思っていると、

 「簡単に言えば男の便利屋だよ。
  デートする相手がいない人や困っている人から依頼を
  うけて、それに答える。
  とりあえず依頼を聞き断る事もOK。時間も関係ない。
  自分が好きな時に働けて好きな時に休める仕事だよ。」

シンジがそう答えた。

 「何を隠そう、俺もその仕事をして店の軍資金を貯めたのだ。
  やろうと思えば月に80万位は稼げるよ。」

そんな事を言われ驚いた。
こっちは頑張って寝る間も惜しんで働いて月に20万くらいなのに、
出張ホストでは楽しながら80万もたまるのだ。

 「大体ひとつの依頼に3万くらい。
  でもエッチの相手を望む客がいてその場合は6万とか
  するけどね。そこは自分で調整するんだよ。」

エッチも出来ると聞き、少し心が揺らいだ。
サラがいない間、金もたまりエッチもできるからだ。
正直たまっていたので誰か発散する相手が欲しかった所だった。

 「シンジさんは何でその出張ホストの仕事を知ったんですか?」

 「俺?俺は飲み屋の客に誘われたのよ。そういうお仕事もあるんだけどしてみない?って。そしたらかなり良くて。」

 「私も実はシンジの出張ホストのお客なのよ。」

ミカから爆弾発言が飛び出た。
まさか二人がそいんな関係とは思っていなかったからだ。

 「え・・・それってバックにカタギじゃない人がいるんじゃないですか?」

 「そんな事ねぇよ。俺は地道にネットで宣伝して顧客開拓していったんだから。」

 「出会い系ってあるじゃん?それもね、サクラが多くて
  困ってる人が沢山いるのよ。そんな人たちを対象に
  してるのよ。私もそうしてシンジにつかまったんだから。」

 「まぁ、違う店によってはバックに傷物のお兄さんがいたりするみたいだけど。
 そんなに肩肘はらなくても簡単にできるよ。」

正直、出会い系は使った事があるがそんな用途があったなんて知らなかった。
むしろ思いつきもしなかった世界だった。
確かに使っていたときもサクラらしき人から沢山メールが来て
ウザかった覚えがある。それに会おうとしても中々会えなかったり。

 「もし興味があるならやり方教えるよ?それに俺のお客を紹介してもいいし。」

 「え?良いんですか?」

 「まぁね。むしろ俺の代わりにやってくれそうな奴を探していたのよ。最近店が忙しいし。で、どうする?」

・・・悩んだ。
簡単にお金がもらえる。それにヤクザも関係ない。
自由に時間を使う事も出来る。
かなり興味はあった。
けど一瞬、サラの顔が頭に浮かんだ・・・。

 「もしやってみるなら、早速私がエッチの相手を頼むんだけどなぁ。4万で。」

ミカの誘惑に思わずつばを飲んだ。
さっき知り合ったばかりとはいえ、綺麗な女性だった。
それにスタイルもよく、好みの体型だった。
そんなミカがこっちをみながら俺に体を摺り寄せてくる。
手は既に俺の股間を触っていた。
そんな状況でろくな判断も出来るわけも無く、

 「やります!」

そんな言葉を発していた。

 「了解~♪」

シンジのニヤリと笑う顔が光に浮かび
なんともいえない表情をしていた。
そしてその場でミカが脱ぎだした。

 「なら・・・抱いて?」

その言葉でスイッチがはずれ俺はシンジの前でミカ肉体を味わった・・・。


   鐘ガ止マルコトハナイ。
    タダタダ鳴リ響ク。断罪ノ鐘ガ・・・。

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