- 名前
- ブルーローズ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 62歳
- 住所
- 千葉
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趣味は読書、相当乾涸びていること
2023年03月29日 01:48
何度か書いていると思うが、僕はプライベートはほぼ完全に一人。
休日に、他人と言葉を交わすことも無い。
日曜日、コインランドリーに行った。
他に客は誰もいなかったが、乾燥機が一つ稼働していた。
僕は本を読みながら、自分の洗濯が終わるのを待っていた。
稼働していた乾燥機が止まり、少しして背の低いお婆さんがやって来て、乾燥の終わった洗濯物を持参した袋に入れ始めた。
急にお婆さんが僕に話しかけた。
「すいませんが届かないので、洗濯物を取ってもらえませんか?」
乾燥機は、上下二段になったものが三列あり、お婆さんは一番手前の上の段の乾燥機を使っていて、背が低いので奥の洗濯物に手が届かないのだ。
僕は、いくら高齢とはいえ女性の洗濯物に触れて良いのかためらったが、頼まれているのだからと、奥に残ったいくつかの洗濯物を取って渡した。
お婆さんは、礼を言って大きな袋二つに洗濯物を一杯に入れて、歩いて帰って行った。
僕は見知らぬ他人と、しかもお婆さんとほんの少しふれあっただけで、なんだかとても良い気分になったのだ。
人間らしくなったような、気がしたのだ。
相当心が、渇ききっていたのだと思う。
もちろん、即効性はあったが、持続性は無い。
このようなことを、毎日繰り返さないと、なかなか人間は変わらないだろう。
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