- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 君はきっと、 僕のことが好きなんだろう。 そんな君を前にすると、僕も君のことが好きな...
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数年前、親戚の双子の片割れ(兄)が事故で亡くなった。
2022年08月14日 21:50
数年前、親戚の双子の片割れ(兄)が事故で亡くなった。
同じ顔をしたのがもう一人残っているので、とても亡くなったとは
信じられぬ感はあったが、葬式も済ませて数日経ったある日、悲嘆に暮れる
両親を慰めに、度々遊びに来ていた夫婦がやってきたそうな。
そして夜も更けて友人夫婦が帰る段になり、お迎えのタクシーも到着。玄関に出てみると、友人旦那の靴が無い。狭い玄関なのに幾ら探しても無い。
茶の間の薄いドアの向こうにある玄関から人の出入りがあればスグに解るし、第一
客人が来てからは誰も出入りしていない事は明白だった。なのに靴が紛失している。
妙な事があったものだと、その家のツッカケを借りて外のタクシーに行き、ドアが
開いた途端にビックリ!
なんとタクシーの後部座席に靴が揃えて置いてある。
「なんでこんな所に靴が?」と驚きを隠せない四人に、運転手が一言。
「あれ?ここの息子さんだと思うけど、窓を叩いて『お客さんの靴を置いていきたい』
と言うから、ドア開けて置いて貰ったんだけど・・」
風貌を問うと、明らかに息子の様子。弟がイタズラしたのか?とお客は思ったが、
漏れの親戚夫婦は真っ青に。
双子の弟は、早い時間から遠くへ出掛けており、スグに帰宅出来る状態では無かった
のだ。だから弟であるはずは無い。
しかも近所に息子と同年代の子は住んでいない。
じゃあ一体靴を持ってきた人物とは・・・?
生前イタズラ好きだった息子の自己主張だったのだろうか。
まだオレはこの家にいるんだよと。
この子に纏わる不思議な話は数多く聞いてます。
余程若くして死んだのが悔しかったんだろうな。
最近はこういった話は聞かない。迷わず成仏している事を願う(合掌
このウラログへのコメント
なんか切ないですね
> かおるさん
生きている人が死んでしまった人に会いたいように死んでしまった人も生きている人に会いたいのですよ。
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