- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
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鎮魂
2021年03月11日 23:16
あの日のことは忘れられない。
日本人なら誰でもそうやろう。
現地で被災した訳ではなくとも、感じたあの揺れは忘れられない、
十年が経ち、瓦礫は運び去られ、道路は舗装し直され、町は再建された。
しかし、あの日連れ去られた人は帰って来ない。
人は記憶で出来ている。記憶をなくすとその人はその人でなくなる。
その記憶の中で、もう帰って来ない人はしかし、生きている。
話しかけても答えてくれない。その気持ちは分からない。しかし、確実にそこにいる。
三陸海岸を見下ろす岩手県の丘に、「風の電話」と呼ばれる何処にも繋がっていない電話があるという。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/風の電話
話しかけても答えてくれない人にそれでも話がしたい人は、そこに行き「風の電話」でその人に語りかけるのだという。
その情景を思い浮かべるとわしは平静でいることが出来ない。
こんな施設を設けて開放してくれている人の度量にわしは敬服する。
あれから十年。
流されたすべての涙に合掌。
このウラログへのコメント
あの日、テレビで見た光景が忘れられないです。
同じ日本で起きていることなのか?と。
風の電話。
心では逢いたい人に繋がっていると想う。
そして生き抜いた先でまた出逢える。
でも生きて逢いたいよね。
> かおる☆☆さん
世界の終わりか。もう始まってるのかね、終わりの始まりが。
果たして。
> ☆mina☆さん
人は何を頼りに生きたらいいのかね。
人との繋がりがそれなら皆が心に風の電話を持てたらいいのにね…
ベソ様の懐深い暖かい人間味に敬服
最敬礼で御座います。
> 有閑夫人 加奈子さん
滅相もありません。わしはただのスケベな親父です。
ご先祖様に恥ずかしくない生き方をせねば、と思う昨今。
大槌の風の電話同様、陸前高田には漂流ポストなるものがあります。
なんかねぇ、整地された三陸海岸は風情も色気もないんだよなぁ。
ここからまた人の営みが始まって積み重なるといいんだけどな。
> masagoさん
なるほど、風情か。それはこれから出て来るものなんやろうね。
今の武漢ウイルス騒ぎが収束したら皆で現地に行き応援したいよね。
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