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10th Shinjuku Part 22 はじめはウソだと思った。

2021年02月23日 23:16

10th   Shinjuku Part 22  はじめはウソだと思った。

はじめはウソだと思った。
話の展開がまるでアダルトビデオ
シナリオみたいだったからだ。

だが、こんな話しを作り出せるほど
スれているとは思えない。
全てをさらけ出したからだろうか
もはや隠すことのない話には
なまなましい迫力があった。

あのあけすけな女とは食事を済ましたあと
この公園
このベンチで
激しいデザートをむさぼりあった。
暗闇の中でそこだけ水銀灯の光を浴びた、
まるで舞台のような空間で繰り広げられる恥態。
互いの性器を舐めあい
吸いあい
しゃぶりあうさまを
この若い娘はすべて見てとっている。
白いレースパンティ
浮かび上がったシミが
どんどん広がっていったこと・・・
腰をくねらせながら
一本から二本
二本から三本と
男の指を引きずり込むように
呑み込んださま・・・
無粋なブリーフの中から
ばね仕掛けのように
ペニスが顔を出したこと・・・
ベンチの上で入れ替わり立ち代り
体を変えながら襞を自らひろげて
ざくろのように奥をさらし
舐めることを要求したさま・・・

性に貪欲な二匹の獣の
狂ったような交合の光景
若い娘にとっては強烈過ぎる刺激となって
おそいかかったのだろう、
じっと見入ったまま
自らの指を使い出していた。
すでに濡れ始めていたのが
たちまちぼたぼたと垂れるようになった。
よだれが流れ出している口から
ほとばしる喘ぎ声
必死でこらえながら乳房をもみしだくと
それだけで気絶しそうになったという。
気がつくとベンチの上の女と
自身が重なって
同じペースで服を脱ぎだしていた。
ブラウスボタンはとうに外して
ブラをずらして乳房露出させている。
ミニスカートはとうにまくりあげられ
パンスト
ぐしょぬれになった
赤い小さなパンティ
激しく指を使うためにはもう邪魔になりだし
半分以上ずり下げられている。
何度も感じ達しかかっているのになお
悦楽の波が次々と押し寄せるのも、
眼の前の激しい光景のせいかもしれない。
息が苦しく
頭は真っ白になり、
下腹部から突き上げてくる
かつて感じたことのない鋭い性感
全身を桃色に染め上げる。
そして、ベンチの上の女と
快感が完全に同期するように
服を脱ぎ捨て全裸になってしまった。
フェラチオクンニリングスが交錯する光景
何度か達し、淫語をわめきちらした後になお
メス犬の形をとって
尻を振り挿入を要求する肢体。
そしてペニスを深く呑み込みなお奥に導こうと
上方に突き出された結合部
その激しい動きをかくれ見ながら、
暗い植え込みの地面に
愛液を文字どおりまき散らして
狂ったように指を使って登りつめる。
ベンチの上の女と植え込みの女が
同時に激しく達する。
片方は「イク」と激しくわめき
もう片方はかろうじてほとばしる声を抑えた。

このとき、行為の余韻を味わいながら
ゆっくりと身支度するベンチの上の女は
実は植え込みの中の彼女の存在に
気づいていたらしい、という。
それが証拠に、フェラチオをしている最中にも
何度か意味ありげな視線を
投げて微笑みかけてきたという。
また、わざとらしく
指で性器を押し広げて
奥まで見せるようにしたという。
これには驚いた。
あの時、誰か見ていないか確かめて
誰もいないのに
半分安心、半分がっかりしたはずだ。
女も同じと思っていたのに
実は「観客」の存在を知っていたとは・・・
その後、何度も狂気の情事を繰り返したのに
こちらに一言も漏らさなかったのは
彼女なりの意地だったのかもしれない。
「後つけてたの知ってたよ、あの人。」
「お店でパンティ見せたのもわかってたし。」
「お返しにうんとヤらしいとこ見せつけたんだよ。」
「私はノゾキ。あの人は見せつけ。」
「で、二人ともすごい感じちゃったんだと思う。」
「まだ物足りなくてしゃがんで指使ってたんだ。」
「帰る時こっちの方に向かって二本指だして笑ってきたの。」
「普通、いやみなんだけど、ステキな笑い顔だった。」
「 手振っちゃった。かすかに見えたと思うよ。」
「でもね。二本の指はVサインじゃなかったの。」

「あのね、二人いるよって意味だった・・・」
エッチ終えてあなたたちが公園出た後、私二人としたの。」

「のぞいてたの、あたしだけじゃなかった。」
「他に二人いたんだよ。この公園に。」

水銀灯の光を浴びたベンチの上での
時ならぬショー。
少なくとも都合6つの瞳に
凝視されていたとは・・・
おまけに、こちらが行為に没頭し
我を忘れていたのに
あんなに激しく燃え狂っていたはずの女が
実は周囲を見渡す余裕を持っていたとは・・・
ささやかな自信もがらがらと音を立てる。
と同時に、改めてあの女の恐ろしさを知る。

二人が舞台から去った後も、この若い女は
まだ火照りが収まらず
植え込みにしゃがんで指を使っていた。
かすかに見える足元には
脱ぎ捨てた服の淫らな乱れ。
秋に向かって熟した草の香りの合間に
かすかに漂うメスの匂いは
なお垂れ続けている愛液
それをたっぷりと吸い込んだ
パンティから漂ってきている。
自分のなかの淫乱なオンナが
たまらなくいとおしく
濡れたパンティをしゃぶりながら
大きく脚を開いてかきまわしているうちに
また激しく達した。
おまけにしゃがんでオナニーしている
というその姿勢のためか
同時に大量に放尿してしまった。
自らの愛液をしゃぶりながら
じゃあじゃあと言う音を聞いたときに
初めての体験に
身体中が痙攣するほどの快感を覚えた。
まだ余韻に浸りながら
なおパンティをしゃぶりつつかき回しているとき・・・
若い男が登場した。

「すごい見世物だったよね。」
そして、もう一人が加わる。
「あんなの見るからおかしくなったの?」
しゃがんでいる彼女の前に
ペニスが突き出されたのがかすかに見て取れた。
恐怖がないとはいえなかった。
だが、その前に火照った体が
けだもののように反応した。
なんのためらいも無く
二本のペニスを交互に口に含む。
すでに硬く佇立したペニスからは
先ほどのショーと
思わぬ全裸放尿光景
感じきっていたのだろう
すでに先走りがほとばしっている。
だが、性に狂った女には
その味さえ無上のものに思えた。
「オ、オレ、こんなすげえの初めて。」
「オレも。今晩は大当たりだよ。」
「な、さっきのあいつらみたいに、ベンチでしよ。」
異存は無かった。
女と同世代。
意外と清潔感のある若い二人。
女は全裸のまま・・・
一人の男はブリーフを脱ぎ捨て
ペニスをむき出しにしたまま・・・
もう一人の男もズボンからペニス突き出し
濡らしたパンティをしゃぶりながら・・・
なまなましい女の話が恥戯の合間に
途切れ途切れに続く。
話しながら太もも愛液が流れてゆく。

――ベンチへ移動する若い男女の頭の中には
すべて初めてだらけの性の狂宴に対する
期待しかなかったのだろうか。

(続く)

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