趣味は読書、読んでから…

「アイリッシュマン」(上、下)を今日読み終わった。
まだ、映画は見ていない。
全米トラック協会のジミー・ホッファ失踪事件の真相についての、重要な証言者、フランク・シーランへのインタビューと、著者の地の文との混合で、本が成り立っている。
それに付随して、ケネディ暗殺にも、言及されている。
僕には、そこが興味深く、またアメリカのマフィアの恐ろしい一面を知ることにもなった。
フランク・シーランは、ホッファとマフィアの大物ラッセルの両方に仕えた人物であり、その双方の対立の間で、葛藤を抱えて生きた人物である。
映画も好きな僕には、「ゴッドファーザー」「フェイク」などのエピソードやデ・ニーロ、スコセッシなどが登場するのも面白い。
早川文庫で出ていた「JFK」を探したが、絶版だった。
集英社文庫の「フェイク」も絶版である。
関連したものを、読みたくなる本である。