趣味は読書、蓼喰う虫も…

特に是非読みたいという本も無いので、適当に積読書の中から、読みかけだった石田千の「屋上がえり」という本を選び、通勤の電車で読んだのだが、これはこれで面白い。
しかし、どうもこのような本は、続けて読むのではなくて、毎日一節か二節を寝る前くらいに読むのが良いのではないかと思う。
それが理由ではないけれど、仕事の帰りに、書店に寄って「アイリッシュマン」の原作本を上下二冊買って、電車の中で読み、帰ってから少し読んだ。
家では、本をほとんど読まない僕にとっては、異例のことである。
昔、高校の古典の授業で、「更級日記」をやったが、その中で源氏物語を手に入れて、喜び勇んで帰る様子が、不思議と記憶に残っている。
読書の喜びとは、このようなものだろう。
読みたいと思っている本が、一番面白いのだ。
もっと言えば、誰にも面白くなくても、自分に面白く感じられれば、それで良いのである。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、白、黒、好きな色でさえ、人それぞれである。
この世で誰も好まない色を、自分一人が好きなのかもしれない。
世間の売れている本も気にはなるが、やはり読みたい本を読むのが一番である。

このところ、ボケていて、「ザブスク」と書くところ「サブサク」と書いてしまったり、サブタイトルを入れ忘れたりしている。
困ったものである。