- 名前
- ブルーローズ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 62歳
- 住所
- 千葉
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趣味は読書、再読
2019年07月16日 02:39
小学校5年生の時、転校生が来て、家が近所だったので、転校して来たばかりの頃、先生に言われて、よく一緒に帰った。
早く慣れなければと思っていたのだろう、積極的な子で、僕は何度か誘われて彼の家に行った。
メンコや野球や、マンガ雑誌など、かくれんぼ、鬼ごっこ、缶けりなどで遊んでいた僕の生活に大げさに言えば、カルチャーショックが与えられた。
それは特にマンガで、それまで月に500円もらっていた小遣いを何に使っていたか思い出せないのだが、ある時から近所の商店に「少年ジャンプ」が並ぶと買うようになり、当時120円だった「ジャンプ」を買うと月の小遣いはほとんど無くなった。
それを、中学で野球部に入って、練習で帰りが遅くなり、寄り道など出来なくなるまで、約2年くらい買い続けたと思う。そして、それを取ってあった。
何かの用事で訪れた伯父が、その「ジャンプ」の束を見て、「こんなにあるなら、最初の方は忘れているだろうから、また最初から読めば良い」と冗談で言っていた。
僕は忘れていない自信があった。
「スタンドバイミー」という映画を見たのは、いつだったか。
原作のキングの方が先か、映画が先か、それさえ今では思い出せない。
レンタルビデオで見たのだから、二十代の後半から三十代初めには違いないだろう。それから、映画の方は何度か見たが、小説は一度も読み返さなかった。
そして、いつか失われ、文字が大きくなって、表紙も価格も変わって、新版が発行された。 僕は昔の少し小さな活字の並びが好きなのだが、時代の流れと、自分の目の衰えには逆らえず、新しい版を買った。
まだ「マンハッタンの奇譚クラブ」は途中だが、「スタンドバイミー」を再読しただけでも、こんなに忘れているのかと自分でも驚いた。
映画も見ているのだから、もっと覚えていても良いのだが、まるで忘れてしまっている。初めて読むのとほぼ同じだった。
作中に小説が一つとお話しが一つ出て来るのだが、最初の小説の方は存在すら覚えていなかった。
極論だが、僕くらいの年になったら、新しい本など買わずに、今までの蔵書を丁寧に再読した方が良いのではないだろうか。
きっとどれも、うろ覚えだろう。
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