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7th Fukuoka Part 9 ようやく波が去ったらしく

2019年04月28日 21:50

7th Fukuoka Part 9 ようやく波が去ったらしく

ようやく波が去ったらしく、眼の焦点が合ってきた。
しばしのインターミッション

とはいえ、ブラもパンティストッキングもつけていない。
しゃぶっていた赤いTバックを物憂げに履こうとしたが
あまりに濡れているため、
理性が勝っている今にはふさわしくないらしく、
結局スカートのしわを伸ばすだけになった。
とんでもない回り道をした後、
ようやく本来の目的のコーヒーにありつける。
時間が半端なせいか店内には他に客はなく
カーテンゆれる洒落た窓ごしに海が広がり
かすかに流れてくる潮の香りをコーヒーの濃厚な香りが打ち消す。
あれだけの行為の後だけに確かに疲労が漂うが
決して不快ではなく、むしろけだるくて心地よい。

やがて、普通の会話が少し歪みだしてくる。
「だけど、どうしてそんなに激しくなっちゃたの?」
という問いに、年甲斐もなくはにかみながら答える。
「あなたに会うまでこんなに深いものだとは知らなかった。」
「そんなに強いわけじゃないよ。入れてから長くはもたないし…」
「うそよ。すごくねばっこいし、しつっこいじゃない。」
「それ、いやみだろうが。」
「ううん。いいの。亭主とはこんなこと一度もなかった。」
「その前は?」
失敗に終わった結婚だったが、その前には、
その豊満な体を男たちの前に晒してきているはずだ。
多くの男の前で、性器を押し広げ
痴態を見せつけてきたに違いない。
「でも、こんなにまで狂わなかった。完全にどうかしちゃってるもの。」
男にとってはうれしい言葉かもしれない。
だが、亭主の記憶から逃げようとしている女が意図的に快楽に傾斜し、
それを、女体の成熟が加速させているに過ぎないのだろう。
だが、これはさすがに言うべきではなかった。
だから一言。
「いいの?」とだけ聞く。
こっくりとうなずき、眼が海のほうをむく。
その瞬間なぜか、帰りにはこの海岸の松原のなかで、
女を立たせて後ろから思いっきり挿入してやろうと思った。

しばしの休憩の後は、また単調な街道の単調な時間が続く。
お互いの性器をまさぐりながらの運転が、
なかば儀礼みたいになってしまっている。
まして、駐車場での激しい行為の後では格別の高まりはなかった。
これといった特徴もない唐津の駅前で昼食。
関東者はめったに口にしない白湯スープラーメンだったが
コクがあって奇妙にうまかったことを時を経た今でも覚えている。
要所要所で車を停め、静かな街を散策する。
腕を取り合って歩くさまからは
仲の良い夫婦よりも、わけありのカップルを思わせるが
さすがにブラもパンティもつけていないことなどは思いもつくまい。
陶器の町だけに、さりげない店に渋い逸品が多いのが素人にもわかる。

ぶらぶらと坂道を登ると、やがて急坂にかわり階段になる。
後ろから高校生の声が聞こえてきた途端に、
女の様子がおかしくなってきた。
一段分、片足を上げた状態で立ち止まるのだ。
そして尻を突き出すようにしている。
「こら」小声でささやくと
うれしそうに「見せてるの。見せてるの。」という。
声がかすれだしているのは、感じ始めている証拠だ。
さんざんオナニーにふけって、赤くはじけた性器
充血して膨らんだクリトリスと、
開き気味のアヌス高校生たちの視線に晒しているのだ。
それだけでは収まらずに、
手をスカートに突っ込んで指で広げている。
いささかあきれてみていると、
愛液がしずくになって、ツーと太ももを伝わって流れてゆくのが見える。
話し声がいっさい聞こえなくなり、視線が凝固し、時間が止まる。
「見てる、見てる。男の子たちがおまんこ見てる。」
「うわあ。いい。」
このままでは、ここにしゃがみこんでしまいそうなので
手をひいて早々に退散する。
自分の高校生の頃は、こんな見世物には決して出あわなかったな、
嫉妬にも似た感情を覚えながら、山道の頂上をこえて急いで車に戻る。
金縛り状態になったのだろうか、
高校生が動きだす気配はいっさいなかった。
車にもどってドアを閉めたとたんに
唇を押しつけられた。
舌を差し込まれた。
激しく吸われた。
唾液を送り込まれた。
白昼の道路わき、突然のショウに驚く人たちを尻目に長いキスが続く。
下着を着けていないデニムスカートの下に手を入れると
完全に洪水状態になっていた。
指を差し込む。
愛液をすくう。
それを女の目の前でしゃぶる。
それでまた感じて、反り返ってまた噴き出させる。
こちらにも狂気がおそってきたのか、
旅の恥は掻き捨て、と居直ったのか
かまわず、胸を掴み出す。、
あらあらしく噛み付く。
しゃぶる。
乳首を舌で転がす。
そして、そのままスカートを捲り上げて
愛液をどくどくと送り出している部分に吸いついた。
身体が反り返り、もっと舌が入りやすいように足が開かれる。
こちらのペニスを掴み出し、大きなアクションでしごく。
車の脇を人が通り、痴態のすべてが見られてしまうことを
ふたりとも十分に承知している。
げんにさきほどの高校生たちが
再び息を呑んで見つめているのが見て取れた。
だからこそ、
高まりはものすごく、
感覚は尖鋭だった。
舌の動きを早くしただけで大波が押し寄せたらしく
「イく。見られながらイくよお。」と叫ぶ。
黒目がひっくりかえる。
まんこ痙攣する。
旅に出てからというもの、もはや数え切れないほどのアクメ

だが、達する女の姿に
あやうく果ててしまうのをかろうじて抑え
見た目には車を冷静に発進できたのも
あの海岸の松原で、たったまま性交したい、
という浅ましい欲求があったからだった。

(続く)

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