- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 君はきっと、 僕のことが好きなんだろう。 そんな君を前にすると、僕も君のことが好きな...
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これが俺の衝撃体験です。
2018年07月26日 09:48
小学生の時の林間学校での学習時間。
机に向かってドリルをやっていたら、ノートの上にぼてっと蜘蛛が落ちてきた。
虫は好きなので暫く見てた。
かなり大きな蜘蛛で、のたのたと動きが悪い。
腹の辺りをシャーペンでツンツンしていたら、プツッと小さな音がして蜘蛛の腹が爆ぜた。
そして無数の小さな透明の子蜘蛛が飛び出してきた。
ザァァァァァッて机上に広がって、隣の席まで拡散して行った。
俺は硬直して動く事が出来なかった。
やがて隣の席のIくんがギィヤァァァァって叫んで、立ち上がり蜘蛛の子を手で払おうとした。
しかし周りからは、Iくんが突然狂ったように踊り出したようにしか見えず、教室は騒然となった。
俺見たんだけど、Iくんの太腿にもびっしり蜘蛛の子。
机から溢れたんだろうな…。
Iくんはずっと「ハイッ、ハァイィッ」と叫びながら、手足をばたつかせて腰をくねらせ、
教室の掃き出し窓から庭に飛び出し、目の前のプールにダイブした。
腕を両胸の前で自分を抱くようにクロスして組み、足はぴったりと閉じてピンとのばして飛び込んだ。
しばらく先生も呆然としていたが、すぐにプールに行ってIくんを引き上げた。
Iくんは無事だった。
皆に向かって「透明な!透明な何かがいっぱい俺に体にまとわりついて!!払っても!!払っても!!透き通った小さいたくさんの何か」って涙ながらに訴えて、幽霊が何かだと思った女子が大騒ぎ。
林間学校はその日の午後で終了予定だったから、ちょっと繰り上げて早めにバスで帰る事になった。
学校に着くとIくんのお母さんが迎えにきていた。
それ以降はなにも問題は起きなかったけど、ずっと
「林間学校に幽霊が出てIくんをプールに引きずりこんでころそうとした」
「Iくんはファラオのような格好で飛び込んだからピラミッドの呪い」
として、南米からの帰国子女だったSちゃんが一時微妙にはぶられていた。
これが俺の衝撃体験です。
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