小娘じゃないの

先日、バイトをしたときの話です。

わたしはどうも、
実年齢より若く見られる傾向にあるようで、
毎日のように
いろんな人が『歳幾つ?』と聞いてきます。
最初は
実年齢と家族構成を正直に話していたのですが
なんだか
毎日同じコトを話すのが億劫になり
最近は『年齢詐称』『家族設定詐称』をして
違う自分を演じております（笑

『新婚さんで子供なし』
『25歳の会社帰りのOL』
『20歳の女子大生』
『18歳の女子高生』
…一体幾つなんだ…

ある日、
面白いおばちゃん（というと失礼なので山ちゃんにしときます）
と、一緒にペアを組んで仕事をしました。
山ちゃんは年のころ、40代後半
一日中色んなバイトをして生活をしているようです。

山ちゃん『旦那が働かないのよ
　　　　　　　　だから私が養ってるわけよ』
わたし『へぇ、大変ですね』
山ちゃん『んなことないわよ、働くの楽しい♪』
わたし『すごいですねー体、大丈夫ですか?』
山ちゃん『好きな人もいるしね♪』
わたし『え、そうなんすか』
山ちゃん『働かない旦那なんて、もうどうでもいいのよ』

山ちゃんは今、だんなさんと別居しているそうです
お子さんも手が離れ
今は悠々自適（といっても働きづめ）に
自分の欲しいもの、食べたいもの、したいことをして
楽しんでいるようです。
そして
好きな人もいて、毎日がキラキラしているとか。

ちょっと変わった人だけど
何だかとても楽しそうだし、いろんなことに興味があるし
面白いなーと思ってたら

山ちゃん『あなた、幾つ?』
と、おなじみの質問をしてきました。
幾つに見えますか？と切り替えしたら『ハタチくらいでしょ』
というので、またまた真実を伝えづらくなり
『そんなもんですよ』と。
でも
山ちゃんは実年齢を知りたいようで、聞いてきます。
『隠すような歳じゃないでしょー』
そこで
『コドモに見られるのがイヤなんですよ』と、わたし。
すると
『あぁーわかるわ！私は子供じゃないのよって
　そういう歳でしょ～　あるのよねそんな時期って♪』
…どうやらまた勘違いされたようです。
山ちゃんはすっかりわたしはハタチそこそこの小娘だと
誤解したようです。

ホントに子供に見られるのがイヤなんだけど
相手が勝手に勘違いするので
いつも小娘に見られてしまいます。

そして山ちゃんは
『ウチの息子、紹介しよっかーカッコいいわよ』
年のころ、20代半ばの息子さんを紹介される羽目に（笑
まさか
いまさら、旦那がいます子供がいますとは
言えなかったので
『あ、そうですかぁ～』とニッコリ…

詐称、詐称も程ほどにしないと
真実を伝えるときが怖くなりますな（苦笑