- 名前
- RYU
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- Hなおじさんではなく「おじさま」何回もはムリだけど 指で、手で、舌で、息で、言葉で、...
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5th Kiyosato Part 17 草の陰から女が
2017年07月21日 21:57
草の陰から女が立ち上がった。
つられてこちらも動く。
がさごそという音が大きく響き
さすがに行為中のカップルも振り向いた。
行為のなかばに一瞬だけ凍りついたが
立ち上がった女がすでに裸体同然なのをみてとると
視線をこちらに飛ばしながら行為を再開する。
「いいよおお。」
「いいのよお。」
「もっとお。」
かまわずあげる、というより
より大きくなるよがり声と
性器を突き出すように見せる様は
明らかにこちらと同類だった。
見られて
見せて
より興奮するタイプなのだ。
届いている街燈の光と
川辺の家々の窓明かり。
暗さになれた二組の目には
互いの卑猥な様は完全に見て取れる。
こうして
ハプバーやカップル喫茶のような
ときならぬ見せ合いとわめきあいが、始まった。
先着していた分だけ
向こうには「地の利」があった。
目的のよくわからない
大きなコンクリートのブロックに
女がもたれかかり
性器を、尻を
むき出しに突き出していたからだ。
大きくくねらせながら
ペニスと
舌を迎え入れている。
こちらの視線を浴びて
その欲情がさらにたかまったようだった。
「もっと、もっとなめて。」
「入れてえ。いれてよおお。」
「太いの頂戴。頂戴ったらあ。」
「おちんんちんください。」
「中に。中に。」
「ああああおまんこがいいのお。」
「ね、ね。いい?いってもいい。」
「うわああああああああ。」
男のほうがあわて気味に
挿入しようとして体勢をかえたが
その前にどうやらクンニリングスだけで
果ててしまったらしい。
後ろから突きたてようとする
男の筒先がはねかえり
白い体液がほとばしり
女の尻にドクドクとかかり
重そうに太ももの裏を伝い
足首に引っかかったパンティの上に垂れた。
そのまま二人とも動かない。
女は天国にのぼっている。
男は早い射精に後悔している。
だが、二人のイキざまはかなり過激で
凝視ながら、まだ互いの性器を
激しくこすりあっているだけの
こちらを誘うには十分な光景だった。
あられもない恰好でもつれるように
コンクリートブロックの反対側に向かう。
今度はこちらが見せ付ける番だからだ。
この動きで向こうの女が我に返った。
こちらの二人の動きを見つめる。
というより、視姦する。
そして、男のほうは
いま放ったばかりなのに
またも佇立させていた。
一瞬、嫉妬と羨望を覚えた。
到底、体力のないこちらには
できない芸当だったからだ。
こちらの女がコンクリートブロックについている
踏み台のような高めの台の上に片脚を上げた。
もちろん性器をむき出しにし
極少の卑猥なTバックを
シンボルのようにあげた
片方の太ももに
まとわりつかせたままだ。
薄いヘア縁取られ
きのうときょうの二日間
ほとんど外気にさらされっぱなしの
ピンクの陰唇が
淡い光の影のはずなのに
妖しく収縮しているのが見てとれた。
「見て。」
「見てえ。」
そういいながら中指をピンと立てて
中に突っ込んでかきまわしだす。
例によって白目になっているのだろう。
口からよだれが垂れて乳房に流れる。
腰は場末のストリッパーのようにくねりだす。
そして
腰をおとすから割れ目がさらに大きく口をあける。
まさに主役交代のオナニー露出だった。
「ほら、見て。」
「イクとこみてえ。」
こちらの視線にプラスして
向こうの男女の視線が
いるように彼女の全身につきささる。
「みてええ。」
「もっとおお。」
「まんこみてえ。」
「わたしのおまんこおお。」
そのかたちのまま
手のひらが回転し天を向く。
親指でクリトリスをはじきだす。
中指がさらに奥につきささり
臍の裏側から
かきだすようなしぐさになる。
性器が突き出された。
こちらはこの儀式が何を意味するかは
十分にわかっていたが
見知らぬ男女はただ、憑かれたように
互いの性器をまさぐりあいながら
みつめるだけだった。
そして、しぶきが飛んだ。
淡い光を反射しながら
見事な弧をえがいて大量にとんだ。
こちらにも、
やや距離のある男女の上にも注がれた。
「出る。」
「出ちゃう。」
「潮がああ。」
「出たああ。」
これがきっかけとなって
二組の性戯が再開された。
お互いに相手に
見られ
見せつけ
そして自分たちもたかまろうとする
露出とシャウトの交錯。
川辺の草むらにすさまじい淫臭が漂う…
(続く)
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