- 名前
- RYU
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- Hなおじさんではなく「おじさま」何回もはムリだけど 指で、手で、舌で、息で、言葉で、...
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12th Shin Yokohama Part 2
2016年10月10日 17:26
別れへの道筋は
いつもどおりの形で始まった。
久しく「仕事が忙しくて」を
理由に会うことがかなわなかったが
そのときはむしろ積極的に会うことを求めてきた。
双方、酒はダメなので、
奇妙に明るい喫茶店で
ごく普通の会話から始まる。
馴れない異国でのビジネスの苦労を語れば
女の自立がいかに大変かを告白する。
閑話休題。
そのうちに、互いを見る目つきの粘度が増し
下半身に向けての視線が交錯する。
ふと口を近づけてきてささやく。
「あのTバックつけてるの。もうぐしゅぐしゅ。」
「スラックスにシミ出してるかも。」
あのTバックとは、その手のランジェリーショップで買った
確か韓国製の白いマイクロミニ。
目的は性交のためだけ、といった代物で
蝶のレースがきれいな形をつくっているが
余りに小さくて女性器の存在を
強調するだけでしかない。
隠すことなどもとより無理だし
アヌスにきつく食い込むから
メスの発情を促進する効果は抜群。
この淫乱なギフトがひどく気に入ったみたいで
いつも性交のあとは汚した
やはり極小の下着を
こちらに持ち帰るように促すのだが
これだけはバッグに忍ばせて
履き替えて帰っていた。
最も帰る途中で
再び濡らしてしまうのもしばしばだったが…
この、ささやきの瞬間から
もっともらしい会話は上滑りになった。
そして、近場のラブホテルを探し出すために
店に備えてあるタウン誌をめくりだす。
気取った盛り場だけに
すぐには見つからなかったが
それでも歩いて10分ほどのところにある事がわかる。
大の大人がこんなに切迫してるのは
なんとも情けないのだが
ページをめくる間でも
膨らむ欲望は抑えようがなく
明るい喫茶店なのに
テーブルの下に手をいれ
もぞもぞとスラックスの
ジッパーを下ろして
パンティの上から指を押し付けて
中に食い込ませ
いっそう濡らしてしまう。
「やだ。パンストはいてないんだから。」
すでに危なげな布越しに
べっとりと指の周りに愛液がまつわりつく。
こんな行為を続けていると
露出行為を始めてしまいかねないから
あたふたと店を後にした。
いつもこの女と行くのとは違うホテル。
バルコニーを期待したがさすがにそれはなく
壁のようにしつらえられた戸をあけると
やや大きめの窓が現れた。
下は交通量の多い街道。
三階。
道の向いは民家。
こもった空気を外に出すため、というより
みられてるかもしれない、と思いながら
行為にふけるのが大好きな女だったから、
当然のように窓を開け
昼下がりの街の空気と、
ゆるい陽光を取り入れる。
そんなに危ない外からの光景には
なりそうにもなかったから
すぐにブラウスを取り去り
ブラをずらして乳房を吸いだす。
立ったまま開けた窓際に誘おうとしたが
なぜか「いや」という。
成田ではホテルの窓際と走る車の中で淫行を曝し
福岡の雑居ビルの非常階段では
真昼間に全裸露出性交をしたくらいで
何度か行為を見せ付けるのを喜んでいたのだから
この拒否が不思議ではあったが、
そのときは昂ぶりで
この心変わりを考えることもなかった。
華奢なつくりのベルトをはずし、
上品なパンツルックのジッパーをおろす。
さっきの喫茶店とは違って
完全に下ろしきるから
足元にパンツは降りてしまい
あの蝶のTバックに縁取りされた
性器が全景をあらわしてしまう。
言葉どおり、すでにぐっしょりと濡れている。
こんなTバックでは
とても食い止められない愛液の量だから
実はスラックスに染み出して
しまっているに違いなかった。
そのまま跪いて、性器を舐めだす。
パンティごとちゅうちゅうと吸う。
パンティを口に含みながら舌を使う。
それだけで、愛液が床に垂れだしている。
身体が大きく反り返り、中腰になって濡れた性器を
さらに吸いやすいように突き出してきた。
「おまんこ舐めて。もっと舐めて。」
しばらく立ったままでクンニリングスを続けていたが
「お願い舐めさせて。」とフェラチオを要求する。
体が入れ替わり、今度は女が跪いて、
こちらのペニスをつまみ出すと
ブシュッとくわえてきて、
チロチロと舌を這わす。
「?」
明らかに舌の使い方が粘度を増し
巧みになっていた。
ペニスの横を這わせる舌の動かしかたも
そのテンポも微妙に異なり
これまでは余りなかった
アヌスの方にまで舌を動かしてくる。
このときはじめて
新しい男の存在を予感した。
だから、以前ほど
合う回数が減ったのか、と思った。
だから、窓を開けるのを
嫌がるようになったのか、とも思った。
だが、こちらもめちゃくちゃをしているので
責める権利はもとよりない。
むしろ、もっともっと男を
くわえ、
しゃぶり、
舐め、
吸い、
咬み、
呑んで
いっそう淫らになれば
それに越したことはないと思った。
お互いが欲しいときに身体をつなげればいい、
という虫の良い身勝手な欲求からかもしれない。
「あなたのおちんちん、こんなに大きい。」
「生のおちんちん、こんなに硬い。」
「こんなのおまんこに入れてたんだ。」
ため息交じりに放たれる淫語のニュアンスも
どこかおかしかったが
問い詰める権利も、
その必要性も、
その余裕もなかった。
いつの間にか、こちらは全裸。
女はぐしょ濡れの蝶の下着だけ。
窓のそばのベッドで互いの性器を
狂ったようにしゃぶりあっていた。
ヒクッと喉を鳴らしながら、
愛液の量に比例するかのように
開脚の度合いが高まる…
シーツにシミをつくりながら腰をくねらせて
もっともっとを要求する…
ペニスの先端をしゃぶったかと思うと
急に根元まで飲み込んでくわえる…
一つ一つの長い不在を埋め合わせる行為が、
変わらないようでいて
どこか違和感があるのはなぜだろうか?
そのときはまだ答えがわからなかった。
(続く)
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