リクあったので過去に書いたの載せときますm(__)m　（山登り編）

これは私がお友達３人を登山接待したときのお話です。　　

登った山は関東にある某山です。

私は登山をしたことが小学校以来ない気がするのでなんだか当日の朝はすごく緊張してしまいました。
足をひっぱらないようにしようと、とりあえずなにかできることはないかと、腕立て伏せを３回、腹筋０回をして準備万端にしました(; ･`д･´)！！　これで熊対策はばっちりね！

電車で現地集合をした私が目の当たりにしたのはたくさんの強者たち。。。　これからハンター試験を受けるかのようにみんな生き生きとしていたのを覚えています( ;∀;)　

あぁそうだわ、、私は今日ここで食われるのね。。短い半生だったけど悔いはない。と思っているとお友達が一人、また一人と集まって無事に４人集結。

こちらのメンバーは強化系（運動部だから）、具現化系（手先が器用だから）と変化形（若干ぶりっ子だから）が一人ずつで、私は特質系（ＫＰＯＰとか全然わかりませんし、女の子とは基本的に趣味の話が合いません。この方たちと仲良くなったきっかけはなんだっけ？）

ＫＰＯＰより、どうして海馬さんのオベリスクの巨神兵が敵のミラーフォースを貫通したのかの方が気になります。　

前衛は強化系の子が引っ張って、山に対して楔を打ってほしいです。


横に並ぶと他の登山者の方の迷惑になるので２：２で歩くことに。　

おそらく山の女神様は「お前は将棋でいうところの歩だなｗｗｗ　とろいし、この中ではどう考えても最弱ｗｗ　名前もあゆみだし余計に歩だなｗｗ　ふーちゃんって呼んでほしいｗｗ？」と思っていたに違いありません。

いいえ女神様、私はこれをサッカーで例えます。　私はサッカーでいうミッドフィルダーで３トップの後ろに控えています。　とにかく３トップに点を稼いでもらうために私は守備も攻撃も下手だけど頑張ります。私はこの子たちが楽しめるように徹しますよ！　特になにもしませんが(。-`ω-)

登山をなめていました。私は歩いて１５分も経たないうちにもう体力的にきつかったです。運動不足ですねわかります。　お友達たちも徐々に口数が減っていき、体力が奪われているのがよくわかりました( ;∀;)


とりあえず休憩所に到着。　とにかくアクエリアスをがぶ飲みする私。　雰囲気がまずい！　ここはパス回しだわ！！　「いやー、みんな大丈夫？( ;∀;)」と問うと、みんな「ヤバいヤバい、もう脚がきつい」と狼狽してました。

女神様は「あっ！　今日買ってきた”週刊少年ジャンプ”でも読もっとｗｗ　なんだよお、ワOピース今日も休載かよー」という感じで私たちの登山を見守ろうともしてくれませんでした。

こんなことではダメ。　とりあえずみんなの肩を揉んで回りました。　それなりに喜ばれたのでよかったです☆　水分補給も済んだので「あと少しがんばろうね！」と気合を入れて登山再開。。。！

湿っている個所でこけてしまいました。　審判に「今のはファールでしょ！？」　と訴えましたがホイッスルはならずゲームは継続です。　これがアウェイの洗礼なのね( ﾟДﾟ)　こけるだけでもけっこう体力が削られます。　　

やはり後半は　”自分たちの登山”　ができなかったし課題ができました。


とにかくゴール地点の名前が書かれた看板がちらちら見え始めてもうこれはもう一息と思いました。　

ここはサッカーでいうところのＰＫをもらった感じでいいかしら。　みんなＰＫなんか蹴りたくないということで私がキッカーに。

いじわるな女神様は「ふっｗｗ　あなたがキッカーとかｗｗ　外したら暗黒時代を発動したくなるわｗｗｗ」と言っていたはずです。　

もしこのＰＫを決めたら世界的経済恐慌を起こすのを辞めてほしいと訴えました。

女神様はそれは構わないとＯＫをくれました。

この一撃にすべてがかかっている。。。　明らかに損な役割です。こんな事態でヒーローに憧れなんて抱きません。　私は後ろを振り向き残りの３人の顔を見渡します。

山の女神様は頬杖をつきながら「最弱の駒　”歩”　のお手並み拝見といこうかしら。　ほら、相手陣内よ。　早く　”と”　にでも成ってしまいなさいｗｗｗ？　あぁ、敵陣に配置しただけでは成れまいかｗｗｗ　潔くサレンダーすればあなたの命だけは助けてあげる。」とおっしゃりました。

私は静かに反論します。「女神様、私の名前はあゆみですが　”歩”　ではありません。これは私の勝手な見解ですが、将棋の　”歩”　は現中国の各地方から徴兵されてきてロクに訓練もする機会もいただけず不本意にも戦いに駆り出された者たちだと思います。そして彼らは錆びれた剣を片手に家族を守るために勇猛果敢に正面の相手に斬りかかります。」

女神様はこくりとうなずくと「続けなさい　”あゆみ”」と一言漏らしました。

「たしかに私はお友達から呼ばれて来ましたので徴兵とかけてもいいですし、家族のためにもあなたと戦います。しかし、スニーカーにジャージ、清涼飲料水、日焼け止め、どれをとっても用意周到だと思いませんか？　つまり私は盾と槍を装備し最強の駒クイーンに進化することができるポーンっ！！」　私はゆっくりとボールをＰＫポイントにセットします。

「ポーン？　チェスの話をしているのね。　しかしポーンは駒の性質上、斜め攻撃だけで目の前の相手を刺せないわ。　しかもクイーンになる条件は　”歩”　が　”と”　になるより難しい。。　どちらにしてもあなたに勝ち目はないわ。　もうこのＰＫを外しておとなしく円高地獄に陥りなさい！！」

「試してみますか？　この必殺の一撃を！」
私は大きく助走をつけます。　一気に走り出したかと思うとセットしたボールを斜め前にゴロを軽く蹴ります。

「あらまあｗｗ　キックミスねｗｗ　あなたの足元からおよそ２メートル横にしか動いてないｗｗ　じゃあ私の勝ちねｗｗ」相手キーパーはクスクスと笑い始めます。

「今よっ！　いきなさい！　ビショップ！　ルーク！　ナイト！」私は力の限り叫びます、　

私の背後からペナルティエリアに忍び寄る３つの影。　圧倒的な速さに驚いたのは相手キーパーだけではなく、味方であるはずのポーンもだった。　その３体はたった一つのボールに群がり、その姿はまるで獲物を狩るライオンの群れのよう。　そのまま３人の足でいとも簡単にゴールへとぶち込みます。。。！

「いったいなにが起きたの。。。？」女神様は戸惑いを隠せません。

「ええ、たしかにポーンの私ではこのＰＫを決めることはできません。　しかし、ＰＫは引き分け時の合戦以外では必ずキッカーがゴールを決めなくてはいけないというルールはありません。　」私は残りの３人と共に山頂にたどり着きます。

女神様は悔しい表情を浮かべて言いました。「私を挑発したのは１対１の直接対決を演出するため。　あの時後ろを向いたのは３人と突撃のアイコンタクトを交わすためだったのね。　しかし、しかしよ。。いくらあなたがお友達と仲がいいとはいえあれだけの合図で全員がなんの迷いも起こさず来るなんてどうして確信できたの！？」　

「あなたもわかるように私は特質系です。　しかし、窮地に追いやられると強化系、変化系、具現化系、放出系、そして操作系の能力を自身の範疇で最大まで引き出すことができます。　人呼んでエンペラータイム。。。！！」

「私がこの中から発動したのは操作系の能力のみ。　みんなに肩マッサージをしているときに念を送り込み、目を見ると好きなタイミングで操れるようにしました。
まぁ、あなたにこれがバレていたら冷や汗ものでしたが、あなたはその時なにをしていましたか？」

女神様は額に手をやり、涙を流しながら「少年ジャンプを読んでいたっ(>_<)！」と叫びました。

「そう、あなたの敗因はメモリの無駄遣い。。。そして敵陣最後尾についた私はクイーンへと生まれ変わり能力値は最強になります」　私はそうつぶやくと女神様に腹パンをして勝ちました。

こうして絶対に負けられない戦いは幕を下ろしました。　もしかして私もＡＣミＯンから１０番でオファーがくるのでしょうか？　　






世間は成功の成否から判断して、それを神の審判という。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ラウベ　







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。