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趣味は読書、一番幸福だった頃

2015年09月12日 00:12

父も母も若く、僕は幼かった。
家の風呂は楕円形の木製の樽風呂。薪で沸かした。
父は近くの自動車工場で、ホークリフトに載っていて、木のパレットの壊れたのを持って帰っては、日曜日に薪割りをした。
住んでいた長屋の裏の軒下に、割られた薪は整然と積まれていた。
日曜日に薪割りが終わると、後片付けをして、焚き火をした。
僕は父と一緒に焚き火にあたるのが好きだった。
僕は毎日、ただ何をして遊ぶか、そればかり考えて暮らしていた。
周りには四季を通じて、自然が移り変わり、季節の大半を虫を取って暮らしていた。
僕はとても大きなものに守られて生きていたが、それがどれほど尊いものか気づかなかった。
そして、自分は決してそのような大きなものにはなり得ないのだと、今更思っている。
幼い頃が一番幸せだったなんて、寂しい人生ではある。

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