- 名前
- ウルトラ7
- 性別
- ♂
- 年齢
- 63歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- いつまでも舐めて欲しい貴女ヘ こちら クンニ宅急便。 汲めども尽きぬ歓喜の泉 可愛...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
好きだからのイチャモン『暗闇から手をのばせ』
2015年03月09日 20:17
一番好きな映画ではない−−
心に残る映画?それも違う!
だが 気になる
障害者のsex――
足を踏み入れにくい素材に対して正面から描こうというからには、それなりの覚悟がいる。
実在する身障者専門のデリヘル――
あるものをないことにはできない
監督の戸田には、明確で強い動機がある。それがこの作品を生み出す原動力にはなっているが、物足りなさは否めない。
現実をベースにしながらフィクションにしたのは、実際のデリヘルの顧客である障害者のプライバシーを描く訳にはいかなかったからだろう。
だからこそ、実在する身障者であるホーキング青山の存在が大きい。
物語自体は、ホーキングを含む三人の障害者のエピソードで組み立てられ、それに主人公のデリヘル嬢サオリの過去が割り込んでくる。
ホーキングは本人も障害者のsexをネタにする芸人であり、この映画でも笑いをとる立ち位置だが、彼の存在の生々しさがこの映画を支えている。
逆に言えば、健常者の役者が演じる他の二人のエピソードが弱い。
「死」と「就職」という障害者にとって切っても切り離せないデリケートなテーマをフィクションのオブラートに包み淡々と描写することで、必要以上の重苦しさを感じないでは済む。
だが淡々と描写するなら、だからこそもっと強いインパクトのエピソードを描いてもよかったのではないだろうか?
それは、主人公サオリを演じる小泉にも言える。
裸になりながら絶対に乳首を見せまいとしているが、ちと不自然。
洋画なら『バイオハザード』しかり。
邦画だと『泥の川』。母親が子供と入浴するのに、乳首が見えたところでイヤらしくはならない。
竹下景子だって、二時間ドラマの情事で一瞬ながらさらりと脱いでいる。乳首が見えたところで当然の場面で、それが自然だったから気になるものじゃない。
淡々と描写する作風だったからこそ当たり前に乳首を出してもよかった筈だが、今度は監督がそれをさらりと演出できただろうか?
戸田監督は、これが劇映画デビュー戦。本業はドキュメンタリーのディレクターである。
やはり、商業ベースで力ある古参にリメイクしてほしい。
障害者ごとのエピソードでオムニバスに描けるのだから、それこそTVの連続ドラマ向きかも知れない。
いや、いまTVは裸御法度だから、そうなるとVシネマか。
もっともデリケートな素材だけに、綿密な取材とエロにブレない強靭なポリシーが必要。
――商業ベースでは無理かなぁ…。
このウラログへのコメント
コメントを書く