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- ベソ
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- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
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学ばない人類に思いを馳せる平成26年暮れ
2014年12月31日 03:25
皆様、ええ年の瀬を迎えてはるでしょうか。
早いもので今年も残すところもう21時間です。
年始から我が身と世界に起こったことをつらつらと振り返ると、色々な思いが湧いて来ます。
今年最悪の事件といえば、わしにとっては今月半ばのパキスタンの事件です。
そう、ログにも書きましたが、ペシャワールでパキスタンのタリバンが軍関係者の子弟が通う小学校を襲撃し、132人の子供を惨殺したあの事件です。
あんな、理不尽で説明のつかない、すべての人を懐疑と絶望、そして憎悪の嵐に巻き込む事件はそうない、と思います。
何故。
そう問いたいのは異国でニュースを聞いて知りたがっている第三者だけでなく、当事者、被害者の家族も同じに違いありません。
その切実さたるや、砂漠に落ちる血を眺め、それがただ砂に染みを作るだけで他に何の痕跡も残さないことに驚き、戸惑い、また憎悪し、叫びたくなる衝動を抑え、説明を求める遺族の心境を考えると、それはそれは切なく、手が震えるのを覚え、また目を上げてもまっくらな深淵がにやりと笑い手招きするのを見る気がして、絶望という言葉の定義を今更ながら教えれられた気がします。
あんな事件は起こってはならないのです。当たり前の話です。どんな事情があるにせよ、生還を期さず、現場で殉死することを前提に体に爆弾を巻きつけ、自動小銃で武装して自分を守る術を持たない子供が集う学校を襲撃し、自動小銃を乱射し何の罪もない子供を手当たり次第に殺戮し、そうしながら自分はただ射殺されるか運が良ければ腹に巻いた爆弾に点火し子供と救援に来た敵軍の兵士の更なる殺害を願う、という狂気の実行があって良いものでしょうか?
Yesと答える人は既に正常ではありません。そして、Yesと答える人達があの狂気を実行したのです。
こんなことがあると、私には絶望しか残りません。
人類は何も学んでいない、まったく進歩していない、
あれだけの血を流し、あれだけの絶望と涙が砂漠に吸われ、あれだけの叫喚が虚空に響いた後でも、
そして、
来年も、今後も、
恐らく同じ狂気、愚行、絶望、叫喚、流血、落涙、絶叫が繰り返されるでしょう。
そして、来年はそれが中東の異国の話ではなく、
尖閣、沖縄といった我々に身近なところで起こるかも知れない。
その際に「過ちは二度と繰り返しませんから」と意味不明な宣言で米国を放免し、我々被害者が悪いように糊塗することを計った勢力は何と発言するのか。
大変に残念ですが、
我が国周辺を含め世界は平穏ではありません。
そしてその不穏さ具合は来年、益々加速するでしょう。
せめて皆様の周りには平穏があり、静謐があり、子供たちの笑顔がありますように。
良いお年をお迎えください。
(では、その愚行の芽を摘むことで人類は幸せになれるのか? というテーマを扱った映画を先日観ました。ズシリと来ました。http://www.imdb.com/title/tt0435651/)
このウラログへのコメント
悲しいnewsは多いけどいい来年にしたいものですね
> なな♪さん
明けましておめでとう!
ほんまやね。振り返ってええ年やったね、と皆が思えるええ一年になりますように!
そうですね。また一年そう思えるようにしたいな。正月シーズンはいいことだらけな気がします♪
> なな♪さん
ええことだらけの正月になってるかな?
楽しく過ごしてね。
仕事に毎日でてたけど会社でお雑煮やお汁粉作ってくれてそれ食べたりしたんですよ♪
> なな♪さん
それはラッキーは正月やったね。職場であれ和める雰囲気があるなら良かった
ですね♪休み明けあたりからが今度はいろんな意味できつい職場になりそうだけど頑張ります
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