- 名前
- satomin
- 性別
- ♀
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 恥ずかしいことが嬉しい
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・・・おじいちゃんとの別れ
2014年11月18日 09:03
夕べ、チャットや日記に「慰めて・・・」って書きましたが、意味を分かってくれた方は、チャットのお一人だけでした。 「慰めて・・・」では勘違いしたいますよね・・・。
昨日、月曜日夜7時すぎ自宅のマンションへ帰ると、マンションの前におじいちゃんが立って待っていてくれたんです。 昨日は午後から打ち合せや、見積や伝票の処理が沢山あって少し帰りが遅くなってしまったんです。
おじいちゃん、1時間くらいマンションのオートロックの玄関の前で待っていてくれたんです。
「お詫びにきたのや、昨日はえらい悪かったなぁ、すまんだなぁ、酷い事してしもうたなぁ、恥ずかしい思いさせてしもうたなぁ、堪忍やで、堪忍やで」
「そんな事いいんです、寒かったでしょう、中へ入って、お茶でも飲んでく?・・・」
マンションにはオジサマとの約束でオジサマの許可のない男性は入れてはいけない約束なんです。でも、おじいちゃん、寒そうだし・・・中へ入れてあげたんです。
「晩ご飯、まだでしょう? 食べてく? 何もできないけれど・・・」
「悪いなぁ、呼ばれていこかいなぁ、最後やろうからなぁ」
うどん玉の買い置きがあったので、おうどんを作りました。ネギを刻んで・・・京アゲっていうのか? 関東のものより大きくて薄いオアゲを入れて・・・。
おじいちゃん、美味しそうに食べてくれたんです。
そして、お風呂も入っていく? 私の家のお風呂は入ったことないでしょう。
「そうやなぁ、最後やなぁ」
「一緒に入ろうね」
一緒にお風呂に入って、体を洗ってあげたりしました。
「ええお風呂やな、ボタン1つで湯が出て自動で止まるんやなぁ、シャワーも付いてるし、蛇口から湯も出るし、便利やなぁ、広いなぁ、明るいなぁ、こんなええお風呂があるのに、何でわしの家のあんなボロの風呂に入りに来てたんや?」
「何でだろうね。おじいちゃん、何でか分かってるでしょう? おじいちゃんが言ってみて」
「それはなぁ・・・おまはんがなぁ・・・」
・・・私は「おまえが変態女、スケベ女、M女やからや」なんて言うんだろうなって思っていました。
Mなんて言葉は、おじいちゃん知らないかもしれないですけれどね・・・。
でも、おじいちゃんの言葉、そうじゃなかったんです。 とっても嬉しかった・・・。
「それはな・・おまはんがな・・・優しいからや・・・男を喜ばせたいっていつも思ってんのやろ、優しい気持ちで・・・」
そんな言葉を聞かされて、私、涙が出ちゃったんです。 そして、私の中で何かがピンって外れてしまったような感覚がしたんです。
「おじいちゃん、最後に、私を逝かせて・・・思い出にしたいから・・・おじいちゃんの好きなようにして
私を逝かせて・・・」
「分かった、逝かせたる、気持ちようさせたる」
・・・そして、おじいちゃんの目を見つめながら、わたし、逝ったんです。
「忘れへんで、一生忘れへんで、逝ったときのおまはんの顔、体の動き・・・死ぬまで忘れへん・・・ほんま好きやで・・・」
おじいちゃんと口を吸い合いました。
「わたしも、おじいちゃんに逝かせもらったこと忘れません」
そうして、お風呂から上がって、すこしお茶飲んだりして休憩したあと、寒いし遠いしタクシー呼びますね・・・って私が言うと、大丈夫や・・・おまはんも、昨日は歩いて帰ったんやろ、それと同じや・・・なんて言うのですが、寒しお風呂上がりだし、絶対タクシーでかえらなきゃダメって言ってタクシーを呼びました。
数分でタクシーは来ました。下の玄関チャイムが鳴ったので、エレベータを降りていくと、玄関脇にすでに方向転換してタクシーは止まっていました。
運転手さんに2千円渡して、斜めの道をずっと行って・・・の交差点を右に曲がって・・・3つめの角・・って説明して、おじいちゃんを乗せました。
タクシーはスーッと走り出して・・・・おじいちゃんとのお別れでした。
・・・なんでこんな事になってしまったのか・・・それは、さらに1日前の日曜日の事なんです。
日曜日は、オジサマも朝からゴルフに出掛けてしまっていて、ずーっと暇な時間をマンションで過ごしていました。
お昼過ぎの2時頃・・・おじいちゃんの家に遊びに行こう・・・って思ったんです。
夕ご飯も一緒に食べて、お風呂に入って・・・なんて考えながら、家を出ておじいちゃんの家まで、歩いて12、3分なんです。
途中のスーパーに寄って、白菜とパック入りの牡蠣、そしてタラの切り身を買いました。これで鍋をして、あとご飯を炊こうって思ったんです。 白菜は大きいのが200円でした。
重たい白菜の入ったレジ袋を下げて、おじいちゃんの家に着くと、おじいちゃんは庭で落ち葉の掃除をしていました。
「おじいちゃん、こんにちは、今晩は白菜の鍋、一緒に食べようね・・・」
白菜と牡蠣とタラの切り身を台所へ置いてくると、私もおじいちゃんの落ち葉集めを手伝いました。
「昔は、ここで落ち葉燃やしてたんやけどなぁ・・・今はゴミに出さなんならんようになって・・・」と言って、集めた落ち葉をゴミ袋に押し込んでいました。
私もお手伝いしました。庭のお掃除、久しぶりなので楽しかったんです。 でも、ネコジャラシの大きいようなので引っ付き虫・・になる雑草・・・なんて言って何か分かります?・・・それがストッキングに沢山着いてしまって・・・・この日はスカートでストッキングだったんです。 庭仕事をするなんて思っていなかったので。
途中で、おじいちゃん、落ち葉集め終わったら、ご飯より先にお風呂入ろうな、湧かしてくる・・・と言ってお風呂の方へ行きました。
だいたい落ち葉は集め終わったので、ストッキングに着いた引っ付き虫を取っていると、おじいちゃんも戻って来て取るの手伝ってくれたんです。スカートを捲ったり太もも撫でたりとかのイタズラもしながら・・・。
そして、家に入って、居間でバーっと服を脱いで裸になると、おじいちゃんと一緒にお風呂に入りました。
小さな木の湯船に二人で入って体が暖まってから、スノコの上で体の洗い合いをしていると・・・クルマのドアの音がバンバンってして、ワイワイって人の話し声がして、玄関がガラガラって開く音がしたんです。
そして、廊下をドンドンって歩いてくる音がしたと思ったら、お風呂の戸がガラガラって開いて、男の人や女の人が私たちを見て、ワーワーって怒鳴るようにしゃべるんです。
私はとてもビックリして、何が起こっているのか、全く理解できませんでした。
そして、男の人二人に私は手を引かれて・・お風呂に入ってたから、素っ裸のままで・・・居間まで連れられていって正座させられました。
おじいちゃんは、少し後から、女の人二人に連れられて・・もう、おじいちゃんは、肌色のモモヒキとシャツを着ていました。 そして、同じように居間で正座しました。
私だけ素っ裸で、濡れたままの体で、2人の男の人と2人の女の人が目の前に・・4人とも50歳前後くらいの人たち・・。
そして、何かワーワー大声で怒鳴っているんです。
でも、だんだん話の内容が分かってきました。
この人たちは、おじいちゃんの子供さん達でした。息子さんと娘さん、そしてその夫と妻の人。
怒鳴っている話の内容は・・・
近所の・・さんから電話で連絡を受けた・・
悪い女が出入りしている・・
財産狙いにちがいない・・
財産は、おじいちゃんの家と土地以外にも・・。
おかねに変えれば1億以上にはなる・・
こんな真っ昼間から、素っ裸になって・・
ほら見てみい・・・このパンティ、ストッキング、だらしなく、こんな所で脱ぎ散らかして・・
って男の人の一人が私の脱いだ服を手に取って・・ショーツを裏返したりしてるんです・・そして、またポイって畳の上に投げ捨てていました。
なんで、こんな昼間から裸になってるんや?
財産狙いに間違いない
金目当てに、こんなところでハダカを曝してるなんて、ほんとに性悪女や・・
また、私の服をひっくり返していた男の人が、こんどは私のバッグの中身をかき回して、財布か免許証と保険証を出して、メモ用紙にメモを取っていました。
怒鳴り声が少し収まってきて、もう一人の男の人が便せんとペンを持ってきて、言う通りに書いてもらう。
誓約書 私○○○子は今後一切○○○(おじいちゃん)に近づきません。また、その財産や金品を要求したり、婚約したり、その他一切の関わりを持ちません。また今までの事に関しても、今後一切の金品等を要求いたしません。 住所・・氏名・・生年月日・・
そして拇印を押しました。
でも、手が震えてしまっていて、手に力が入らなくって・・金釘文字になってしまったんです。
そして、ようやく、服を着ました。
4人の男女とおじいちゃんが見ている前で、裸のまま、部屋中に投げ捨てられた服を集めました。あの体見てみい・・・今まで何人の男騙してきたんやろうねぇ・・・
集めた服を着ました。でも、手が震えてしまっていて、ブラのホックが出来なかったんです。
それで、ブラはバッグへしまいました。
すると、ノーブラで服着るんやで。わしらに見せつけてるんやな・・あははは・・。
服を着ると、そのまま、逃げるように家を出ました。
帰り道は真っ暗でした。
暗い道を・・・私・・ヒックヒックって泣きながら、泣くのをやめようと思うほど、ヒックヒックって出てしまうんです・・・暗い道を歩きました。台所に置いたままの白菜と牡蠣とタラの切り身の事を思い出してしまって・・・おじいちゃん・・・・食べてくれるかな・・・って思ったんです。
このウラログへのコメント
悲しい事があったんやね。
慰めてほしかったんや。
辛いなあ~。
ヒトの情がわからない面々。
おじいちゃんのコトなんて考えてないんやろな。
キミに必要なものは性への欲求の前に
先ずは温かな人の感情ではないのかな?
慈しみ合う心で救えたらな
親子の繋がりが財産、お金だけになると醜いね。
貴女は男性に癒されたい人癒やしたい人なだけやのにね
欲に目が眩んで物事の本質が見えない事は人の常ですが、気の毒でしたね。
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