- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
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旅の終わり
2014年10月24日 23:12
若い頃、旅に出るのは出かけた先で見聞するものから学び、吸収し、既知の世界と比較し…と、触れたことがない世界に身を置くことが目的やと思うてた。
しかし、歳を取るに連れ、旅に出るのは実は、自宅に戻った際の寛ぎ感、安堵、自分の住む空間、生活する場所が変わらずそこにあることを確かめる為なのではないか、と感じるようになった。
自宅に戻る為の旅。
考えてみれば、こんな贅沢はありまへん。
何故贅沢か…
それは、こんな風に感じられるのは、帰るべき自宅に愛着があるからに相違ないからです。
愛着の対象は自宅そのものである必要はなく、
自宅で普段一緒に暮らしている家族、ペット、そして街の環境、景色、友人、
或いは街の人々の表情、挨拶の声、
馴染みの飲み屋の常連客の会話など、
その普段の生活に付随する如何なる事物でもええ訳です。
それらをすべて包括して、普段の生活。
それに対立する概念、アンチテーゼ、即ち非日常の象徴であるのが旅。
やから、自宅に戻って寛げる人は幸せやとわしが思う理由はそこにある訳です。
今の生活を変えたい、そこから逃れたい、新しい世界に逃げて行きたい、と普段感じている人が自宅に戻って安堵することはないと思えるので。
そんな風に感じる人が諸事情で長い旅に出ざるを得ない時は、さぞ辛かろう。
皆様、良い週末を。
このウラログへのコメント
> あまいさん
おお~、分かってくれますか。貴女も自宅で幸せを感じられる、幸せな人なんやね。
ええ週末を~
そして調子に乗ったベソは、表に続きを書くのか⁈
乞うご期待!
> 菜実さん
分ってくれますか~
帰る為に旅に出る。矛盾しているようで、ほんまにそうなのかも…
自分の布団は最高やね~!
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