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世界残酷物語
2007年01月15日 04:40
グァルティエロ・ヤコペッティ
ジャーナリスティックな視点から 人間の残虐性をえぐり出し 衝撃的な問題提起を行い続けた男
彼はいう
『世界で最も残酷な動物 それは人間だ』
目を見張る世界各地の奇習の数々 ゆがんだ文明社会で方向を見失った現代人 いたるところに見られる無残な環境破壊etc。。。
このえーがの貴重な映像の一部は“やらせ”だ“再現”だと叩かれた部分も多いらしいけれど そんなことはどーでもいい!
とりあえず カメラの前で実際に起こったことには間違いない
現実と非現実 その狭間にこのえーがは存在する
「世界残酷物語」(1962年イタリア映画)
監督:グァルティエロ・ヤコペッティ
音楽:リズ・オルトラーニ ニーノ・オリヴィエロ
吹替え版ナレーション:小沢栄太郎
邦題がなんとも素晴しい!!
一度聞いたら忘れられない こんなインパクトのある邦題なかなかない!
たしか。。。この作品にあやかって『日本残酷物語』ってタイトルのえーがもあったような。。。?
ちなみに原題は『MONDO CANE』
イタリア語で 直訳すると『犬の世界』
オープニング 保健所で死を待つ無数の野良犬達が吠え立てる中 一匹の野犬が 処刑場へと引きずられていく
以下 アタクシが所有しているDVDに封入されていた『残酷シーンリスト』です
●ルドルフ・バレンティノ(画像のヒト)追悼!出身地の村は全員親戚!そっくりさんだらけ!
●バレンティノの後継者ミスター・マッスル!モテモテすぎてもう大変!
●地上の楽園キリウィーナ島のボーイハンティング!逃げる男を発情した女どもが追う!
●避暑地といったらコート・ダジュール!モーターボートの巨乳美女に欲情する水兵さん!
●豚の子供を母乳で育てるニューギニアのチンブー族!子供と豚の価値は同じ!
●チンブー族つづき!5年に一度の大宴会!豚数百頭を一気に撲殺!残りの4年は飢えて暮らす!
●アメリカの愛犬家!死んだワンちゃんには立派なお墓を建立!
●衝撃!中国は台北の犬料理店!食ってる横に犬の檻!まるでイケス!
●復活祭用に生きたまま染色されるヒヨコ!色とりどりのフカフカがピヨピヨ!
●ストラスブールのフォアグラ作り!ガチョウの喉にエサを無理矢理流し込む!
●牛にはビールを飲ませろ!そして全身マッサージ!松坂牛はこうして作られる!
●ビスマルク諸島の絶倫酋長!めとったカミさん15人!美人の基準はデブかどうかだ!
●ロサンゼルスのダイエット・ジム!デブのおばさん大奮闘!
●香港はゲテモノ料理の宝庫!ワニ、カエル、ヘビ、トカゲ!何でも食っちゃうぞ!
●ニューヨークの奇特な金持ち!究極のグルメはゴキブリ料理!
●シンガポールの肉屋!店頭で生きたヘビをさばいてお持ち帰り!
●イタリアのヘビ祭り!老若男女がヘビ持って行進!
●またまたイタリアの奇祭!ガラスで足をずたずたに切り裂くキリスト教の異端!
●オーストラリアの女ライフセーバー訓練!美女が人工呼吸!へッピリ腰で人命救助!
●ビキニ環礁の環境破壊!海に浮かぶ蝶の死骸!穴に住む鳥!木に登る魚たち!
●原爆実験の影響で方向感覚を失ったウミガメの産卵!海に戻れないで野垂れ死に!
●マレーシアの海底墓地!海の底にはしゃれこうべがゴロゴロ!
●サメ漁で生計を立てるライプート村!サメにかじられ手足が奇数!
●ライプート村つづき!こうなったらサメに意趣返しだ!口にウニを押し込んで復讐!
●ローマのカプチン派修道会のカタコンベ!内部はガイコツだらけ!
●ティベリーナ島のカタコンベ!やっぱりガイコツだらけ!週に一度はガイコツ磨き!
●狂乱!痴態!千鳥足!ハンブルグの酔っぱらいたち!昼になっても飲み続ける!
●東京温泉は男のパラダイス!半裸の女性が優しくサービス!日本人はお風呂大好き!
●中国の死化粧!マカオの葬式!シンガポールの葬式!豪勢な料理で大パーティ!
●アメリカは車社会!廃車処理工場はアッという間に車がスクラップに!
●と思ったらスクラップの車はパリじゃ現代美術!それをありがたがるバカな客!
●現代美術家イブ・クラインの女拓パフォーマンス!全裸美女が全身IKB色に染まる!
●お金をためてハワイへ行こう!引退老人ばかりの観光ツアー!フラダンスでお出迎え!
●ネパールのグルカ族兵士の女装まつり!勇敢な兵隊さんがオカマに!
●グルカ族つづき!生きた牛の首を蛮刀でぶった切る!吹き出す血糊!
●ポルトガルの牛追い祭りフォルターダ!町の中を猛り狂った牛が大暴走!
●闘牛場の若き貴族たち!突進する牛から逃げちゃだめ!たちまち大ケガ!
●ニューギニアの穴居人!金属を知らない最後の野蛮人!人間か類人猿か!
●改宗した原住民!顔面ピアスだらけでも教会でお祈り!信仰深い酋長!
●ヒコーキ様は先祖の使い!驚きのカーゴ・カルト!
日本の話題も取り上げられているんだけれど「東京温泉」って何!?
「ソープランド」の事か?
すんごい胡散臭いでしょお!?(笑)
でも実際のえーがも期待は裏切らないヨ!
これは是非 社会科の教材として使用して頂きたい!と思うくらい素晴しい作品です!
リストを見ていただけるとワカルかと思いますが 対照的な文化を立て続けに見せられるのはひじょ~に面白い!
アメリカでは愛犬家達が 立派な犬のお墓に祈りを捧げている横を野良犬が 知ったこっちゃないと 墓におしっこかけている
次のシーンでは 犬を食べる台北人。。。
奥様が15人いる酋長
彼の好みなのか?みんな120キロ以上のふくよかな女性
勿論 村は酋長の子供ばかり!
しかし酋長 ヤリ過ぎで!?体重わずか34キロ。。。
この皮肉のきいた感と テンポの良さと グロテスクな映像とそれにそぐわないであろう美しく耳に残る音楽との組み合わせのセンスが素晴しい!!!!
このヒトの感性 アタクシは大好きだわ!
今 レンタルショップに行けば 実際の事故 事件や死体ばかりを集めたノンフィクションドキュメンタリーは誰でも簡単に観ることができる
ハッキリいってこの作品の“残酷性”は今観ると 昨今の事件の“残虐性”に比べてしまうと大した事はないかもしれない
それは この作品では人間の“死”を扱っていないから
人間の欲望 “食欲”と“性欲”
この二つに関連して 人間以外の生命に与えている環境破壊 畜殺シーンがほとんどデス
そう “残酷なのは人間”
そればかりを見せ付けられるから たとえヤラセだと思ったとしても絶望感と罪悪感が湧き出てくるんだと。。。
アタクシはね 放射能に汚染されたビキニ諸島の産卵後のウミガメがね 放射能のせいで方向感覚を失い 海に戻るはずがどんどん内陸に進んでしまい 力尽きて 干からびて死んでいく様がねぇ。。。
ダメなのよぉ。。。><
あと 放射能の影響で地中に住むようになった鳥と 木に住むようになった魚
人間ってヒドイ!!!
って観る度思っちゃうの!!!
あぁ。。。アタクシ。。。ヤコペッティの思う壺(笑)
でもコレは是非 社会科の授業で観て欲しいですネ!
ちなみにこのえーがのテーマ曲は名曲デス☆
YouTubeで探したけれどイイのみつからなかった。。。
画像はルドルフ・バレンティノ
(注)1920年代前半 全世界の女性を熱狂させたイタリア生まれのアメリカの映画スター 代表作「黙示録の四騎士」「血と砂」「シーク」
このウラログへのコメント
このエ~ガ観たことあるような記憶!海ガメ・・・超ヤバイ?人間はジコチュウで残酷ですね(涙)反省です★
何故、「歌を唄わされる細川ふみえ」が無いのだろうか?
俺はもちろん、観覧済みです♪
有名だけど、観たことないです。
ソープは昔はトルコ風呂といってましたね。
いつもコメありがとう。さすがBBさんのログって感じ素晴らしいです。映画を観る視点が違いますね。
素晴らしい。ヤコペッティ大好き。
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