- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
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道祖神
2014年04月12日 14:30
たまたま通りがかった道すがらに道祖神を見る。
これは様々で、地元の人々により良くケアされ、掃除が行き届いている上に花が添えられていたりするものもあれば、忘れ去られ朽ちるままになっているものもある。
何れにせよ、私は道祖神を見つけると立ち止まり、しばし観察し、辺りを見回し、頭の中の地図上でその地点をプロットしその道路の歴史を推測し、これを作り、信仰の対象として来た人々の思いを想像する。
かつて、峠を越えて山の向こうまで移動することは、増して荷物を運ぶことはそれだけでも危険を伴う冒険やった筈。
土を固めただけの道路と、徒歩とせいぜい馬しか交通機関がなかった時代。
これからの旅程を前に、無事を祈った旅人、そして職業で山を越えていた飛脚らの人々の気持ちに思いを馳せる。
現代では、こんな思いをすることは少なくなっているけれど、どれだけ道路が発達し、自動車が進化して安全になっても、峠を越える行為が内包する物理的な要素は変わらない。
時にはこうして、峠を越える前に道祖神に手を合わせた人々の気持ちを思い出すことは無駄ではない筈。
そしてこうした地域の信仰の対象を、人知れず手入れし、良い状態に保っている人々への敬意を忘れず。
皆様、ええ週末を。
このウラログへのコメント
最近
お稲荷を
家に、作る人増えている
> いつか☆さん
そうなんや~。マンションばかりの大都市では無理やけど、ええ話やね。
それは民俗的な先祖帰りみたいなものやろか… 庭先に拝める対象があると安心するんやろか…
> あまいさん
一生一度のお伊勢参りが庶民に許された唯一の旅行やった時代…
現代の我々からは想像が難しいけど、餞別やお土産はその時代からの習慣。そう考えると道祖神はタイムマシンのようでもあり…
そう思うと、福島の雪道を往生したトラックの運転手さんの話を思い出す。
今も昔も、命を支え合ってる。
> ☆あねもね☆さん
それはまた特殊というか、特別な事情あってのケース… しかし道路が人々の生活をつなぎ、命をつないでいるのは事実。旅の安全を祈り建立された道祖神はもっと大切にされて然るべきやと思うね
道祖神
みていると癒されるよねー
朽ちているのもまた時代を感じられて好きです。
> ゆか1さん
やはり癒されるか。わしだけやないんやね。
もう数年も、関心が新しいものから古いものに移りつつあり、その流れが止まらない。
年のせいやね…
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