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告白4

2014年03月29日 20:59

朝子は男の子を無事に出産した。

朝子の産科の入退院の一切を、母親に代わって夕子がメンドーみた。

アパートに入ってからも、甲斐甲斐しく朝子の世話をした。
こーゆーときは何かと、出産の不安と準備とで、何かと人手がかかる。
夕子は自分の子どもは親に預けて、自分の子どものヨーに、動き回った。
朝子は、別にお礼とゆーほどのことでもナイが、それなりに、感謝していた。
産後肥立ちは、女にとって、すごく大事である、その後の健康に影響する。
だから、1ヶ月以上はきっちr、休養がダイジだった。

その間、週1のペースで、わたしは夕子とラブホテルセックスした。
どちらかとゆーと、朝子より、年が近いせいかもしれないかも知れないが、
夕子と気持ちがしっくりする。別段、夕子は饒舌でないし、寡黙であった。
前に言ったかも知れないが、
不思議なことに、夕子との毎回の情事に、後ろめたさは微塵もなかった。
夕子も同じヨーだった、
あたりまえに会って、あたりまえのヨーに自然にコトが進んだ。
むろん、朝子は知らない。

それと同時に、妻正子の生活も、なんの滞りもなく自然に進んでいた。

コレまでとは、違うことは、朝子の生活のメンドーと
新しく生まれた子どもの養育、教育にこれから加わることだった。

それに備えて、今まで以上の翻訳で稼ぎ出すしかない、給料は決まっているから、
手をつけるわけにイカナイ。妻の正子に4分の3を出して、交際費の名目で朝子に振り分けていた。
著作本や翻訳本で、補うしかなかった。
翻訳本でも、ときにヒットすることがあるが、そのときは、かなりなまとまったカネが入ることもある。
コレをそっくり朝子の生活に向けられる。

昼間は、大学の授業の合間に、朝子元に、学校の勤務が終えると、
午後9時以降と土日の祝日は正子の生活、と、二重の生活になっていた。

そして、その合間に、夕子との情事が加わっていた。

セックスは妻とは年に数回とゆーレス状態であったが、別に仲が悪いわけでナイ、
15からのつきあいだから、なにもかも知った中だから、セックスがアローが中ローが、たいした問題でナイ。
朝子にしても、子どもが生まれた今、セックスはそれほど重きなしてない。
あのはじめの青春の迸りはどこかへ、消えてしまった。

夕子との週1のセックスだけが、慰めにと癒やしになった。

わたしは、ある意味、みヨーによっては三重生活かも知れない。

この三重生活も、何の滞りもなく、流れるヨーにごく自然に進んでいた。

三重生活と言ったが、三重でなく、自然に進んでるから、次元といったホーが正解かも知れない。
わたしは、三次元の世界に、行き来していた。

妻正子とのフツーのどこにでもある生活である。小1の子どももいる。その子どもを巡って、妻の正子と一緒に参観したり運動会に行ったり、良きパパであったり、遊園地にいったり、どこの家庭でもある風景だ。
勤務から帰ると、遅い夕食を妻ととりながら、子どもの話やご近所さんの話、実家の話を、正子から一通り聞く。

コレが一次元の世界。

朝子との生活は、昼、大学の授業の合間、昼食時など、一緒にいる。
大学の授業は、週、4コマ、5コマと決まってるから、この時間の合間に、大学の近くのアパートにいるから、
細切れであっても十分時間はとれる。

コレが2次元の世界。

そして、夕子との情事

夕子とはラブホテルがほとんどだが、妹の朝子との生活に紛れ込んでも、そこは他人である。

この3次元の世界は、姉妹の朝子と夕子は別として、妻の正子とは、一切関係ない。

そして、朝子のすごいところは、夕子もソーだが、妻の正子の世界に一切介入しないことだった。

むろん、正子は朝子と夕子の存在は知るよしもない。

こーゆー3次元の世界が20年以上も、そして、今に至るまで、続いてることが、
奇跡である。

コレが、わたしが、ここで告白する所以だ。

わたしが生存中は、決して、漏れることはないだろ-。

この告白を書いて、わたしが亡くなってから、何かの拍子、神のいたづらで、
次元の世界が、どこかで絡むヨーなことがあれば、
愛憎を通り越して、単なる物語に過ぎない。
なぜなら、過ぎたこと、だから。

そして、わたしの子どもや孫は、彼らの時間と世界がある。

わたしの3次元の世界に絡んでくることはない。

妻の正子との生活は、わたしにとって、一つのかけがえのない人生である、
おなじく、
朝子との生活も、妻の正子と同じヨーに、そして夕子との情事も、
かけがえのな人生であった。

言い換えると、わたしは同時進行で、三つの人生を歩んでいたことになる。
なんと贅沢で、恵まれた人生であろう。

3回生きたことになる、3回分の人生を1回に圧縮したことになる。

だから、わたしは、ここにドーしても告白せざるを得ない、気持ちにならざるを得ない。

ソーゆー衝動に駆られた。


もし、不倫とゆー関係なら、簡単に破綻しただろー、

妻の正子との関係、自然に時間が流れて、他者の存在を介入する余地はない、
同じヨーに、
朝子との関係も、コレもきわめて自然で、他者が介入する余地がない。
むろん、朝子は、わたしが結婚してるコトも知ってる、しかし、そこに一切立ちいろートはしなかった。
もし、立ち入れば、破綻しかないことを知っているからだ。
だから、朝子は、そして夕子もソーだが、正子の生活を一切、キこートはしないかった。

朝子にとっても夕子にとっても、わたしに妻はこの世にないのだ。
なぜなら、
朝子にとって、夕子にとって、彼女らは戸籍こそないものの、わたしの妻、だから。

ソー不倫でない、朝子も夕子も、妻なのだ。

朝子も夕子も、アソビでなかった、イノチをかけて妻と同じヨーに、守るべき女だった。
朝子の子ども、わたしの子どもであるが、妻の子どもとまったく同じヨーに、
養育し教育した。

あるいは、これからの話で、夕子に子どもができるかも知れない、しかし、それとて、
妻の子どもも、朝子の子どもも、まったく同じだ。

繰り返すが、朝子も、夕子も、不倫でない。

正子と同じヨーに、妻だった。

だから、人生のそれぞれの次元が違う、としか言いようがナイ。

わたしは次元が違う人生を、行き交っていた。


本来なら、過去現在未来の時間軸上の異次元の世界が、どーゆーわけか、
同時代に平行に重なってしまった。

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