忘却

久々に心が満たされた。

友人との会話。
友人といっても、実際は元彼氏。
でも、今はたぶん、誰よりも自分を理解してくれている友人。
そして、私もたぶん彼を誰よりも理解してる。


お互い、色恋抜きの関係。
お互い欺瞞なのかもしれないけれど。
少なくても私にはほんの少しは気持ちはある。
自分で気づかないふりができてしまうくらい。


離れた後も、お互いパートナーが居ない時期にはどうしても連絡を取ってしまう。
ずるい自分を少しだけ嫌いになるけれど。


お互いのパートナーが居る時には、
相手に嫌な思いをさせるなら会うのは自粛することにしている。
何も無くても、相手を不安にさせる要素がある行動はいかん、と。


お互い、「恋」を大切にしようと決めた。


明日結婚しよう、って言われたらもしかしたら一番結婚に近い相手。
人生観が一緒で、何でも言い合える。
この世で一番一緒に居て楽な人間が彼なんだと思う。
だけれども、恋じゃない。たぶん、愛してる。


私は自分の恋心を大切にしたい。

恋は、きっといつか消えてなくなってしまうから。
無くなってしまうものこそ、人は大切にしてしまう気がする。
逆に、無くなってしまうからこそ大切にするのかもしれないけれど。


何十年後かはわからないけれど。
もし、また彼に恋することがあるかもしれないけれど。


話を聞いてくれてありがとう。
この世界のどこかに、自分を理解して認めてくれる人間が居るだけで、凄く満たされた。
あんたに出会えてよかった。
成長はできないけれど、安心はできる。

まだまだ私は未熟だもの。成長しなくちゃいかんね。
また明日から頑張るよ。