コレ観て感じない女性なんているんでしょうか？

主殺しの大罪の場合　身分の高い奥方や姫君の処刑は　殆どが公開処刑

それも長い時間をかけて　なぶり殺しにする見せしめの　串刺し刑が殆どだった

建て前では　女囚は両足を閉じた十字磔と決められていたが　実際は股が裂けんばかりに　両足を大の字に開脚されて　磔られ　剥き出しにされた肛門から串刺しにするのが常であった

そうなると　真正面に陣取った　見物人からは　奥方や姫君の性器や肛門が丸見えで　堪らず観衆は　自ら手で扱きながら　精液を　何度も迸らせた

特に高貴な女囚の処刑は　凄惨を極め　見目麗しい奥方や姫君を串刺しにする時には　処刑人達が　我先にと襲い掛かった


「花と蛇２パリ/静子」（２００５年日本映画）
原作：団鬼六
監督：石井隆
出演：杉本彩　遠藤憲一　不二子　荒井美恵子　伊藤洋三郎　山口祥行　品川徹　中山俊　宍戸錠


「私の肉体は表現のための道具」

「肉体をさらせない者が魂をさらせるわけがない」

杉本彩が自らの全てを剥き出しに体当たりの熱演を魅せる「花と蛇」シリーズの二作目

前作は　なんともピカレスクで悪趣味なSMショーを延々と魅せ付けられ　なんつーか　いろんな意味でスゴイ作品でした。。。

個人的には　好きなえーがじゃないんだけれど　キライでもない。。。

２度３度と観たい作品じゃなかったですが。。。

「花と蛇２」は公開当時も　観ようかどうか迷ってはいたんだけれど結局観れず終いで　DVDで鑑賞いたしました


一言で述べると前作より良かった！（というかは　前作よりマシでした、笑）

まず　ちゃんと“ストーリー”があったよね

主人公：静子の心理描写が　ストーリーと杉本彩の表情から伝わってきた

前作は　どんな想いであんなカッコやこんなカッコさせられているのか　イマイチ伝わってこなくて　映像的にはスゴイんだけれど　心で感じる事が出来なかったんですワ

“心”が　“愛”が　それらに対する“激情”がなかった。。。

あったのかもしんないけれど　アタクシには見えなかった

今作は　辛うじて　SMを通して“愛”を感じた

旨く書けないんだけれど　高齢の為性的な衰えを見せていた夫（宍戸錠）が　美貌の妻（杉本彩）に仕掛けた全ての罠は　彼女に対する深い愛情と激情から生まれたものだと思えました

愛と美を感じない妻に　わざわざあんなことはしないと　思います

それは　傍から見れば変質的な出来事だけれど　二人にとってみれば　この上なく素晴しいことだったんじゃないでしょうか

彼女は夫の罠で　今までに無い自分を見た

そして夫も。。。

こういう事って　そう滅多に経験できる事じゃないし　女としてこんなに誇れる事もないとアタクシは思う

ただ残念なのが　今一歩　心理描写が下手（前作よりはマシになったけれど）

もっと彼女の苦痛と緊張感　恐怖感　産毛が　鳥肌が立ってる様まで伝わってくる様な　描いて欲しかったデス

フランス映画辺りのがこーゆー描写得意そう。。。


つーか　杉本彩　肢体はホントに素晴しいけれど（仰向けになった時のバストラインは涙が出る程美しい！）　「花と蛇」次回作は違う女優でやって欲しい。。。

今まで余りボディの露出がない女優で。。。

じゃないと　杉本彩じゃ　今まで露出しすぎてて　“美しく貞淑な妻が性の奴隷になり今までにない快楽と喪失感で　淫乱妻に。。。”って設定にムリが出てくるから。。。　


でも　居ないんだろーなぁ。。。

日本の女優でココまでやろう！と思うヒト。。。


ヴィジュアル的には前作よりも美しい場面が多く　緊縛美は圧巻！

このログの冒頭の「女囚串刺し磔」の場面も再現されてます

剥き海老転がしの図　ぶっちがいの図（画像の後ろの杉本彩の姿）　など日本古来の春画の世界も。。。（名称がスゴイよね）

現代の春画家　鏡堂みやび（出てきた瞬間　このヒトの作品だってわかった、笑）による杉本彩の責め絵は一見の価値有！


つーかこう書いてみると　今回　パリまで行った意味って何？？（笑）

西洋的SMの世界が再現されるわけでもないのに。。。

まぁ　このログでどう褒め称えようが　アタクシにとっては今回も“キライじゃないけれど好きでもない作品（前作よりマシ）”だからどうでもヨイですけれどネ。。。


でもね　SEXに余り積極的じゃない女性でも　あの杉本彩のカラダ張った姿には“感じる”と思う！

コレ観て感じない女は女じゃないとさえ思うネ！

最近性欲のない女性には観て“感じて”欲しいです（２度は観なくていいから、苦笑）


後　この作品観て　いきなり愛するハニーを縛ったり　放尿を要求したりしないように。。。　

関係が破滅してもアタクシは一切責任もちません