【妹ラブ！】心霊スポットでのH体験

「うらめしやだぞ～」
どうしたんだ父さん。
「心霊スポットでホットスープ食べたら、とりつかれたんだぞ～」
写真を見せる。
「心霊写真っす！！」
「しかも美人さんな女のひとの幽霊なのだっ」
「あらあら。浮気は許さないわぁ～～」
母さんが父さんの頭をグリグリグリグリグリグリ
「うぎゃああああ！」
幽霊が父さんから抜けた。
「助かったんだぞ」
「痛かったですよ～」
和服姿の幽霊さんが父さんの横に座っている。
「あらあら。椅子のうえに正座とはみっともないわ～」
「怖いっす、怖いっす～」
怯えまくりな新進気鋭ちゃん。

「怖がらないでくださいよ～」
「いや、くるー、きっとくるーっす！」
「新進気鋭ちゃんは虫と幽霊が苦手なのだっ？夏が嫌いなのだっ？でもグラビアでビキニやすくみずは着るのだ？」

「怖いものは怖いっす～」
「じゃあ、成仏させてください～」
「どうすればいいんだ？」
「セックスすればいいんですよ～」

一同、ズコー。
「俺に任せろ」
ポカリ。
反射的に母さんの拳が父さんの額をはたく。

「このひとはダメですよ～。波長が合わないというか」
「じゃあ、街中に行って合うひとを見つけてえっちするのだっ」

「はい。がんばります」
「あらあら。行ってらっしゃい」

3分後。

「じゃなくてええ！」
戻ってきた。
「波長の合うひとはここにいます～」
え？僕？
「兄ちゃんは渡さないっす！」
「渡さないのだっ」
「いよいよ息子も卒業かぁ～」
「でも、幽霊相手は初めてにカウントされるのかしら。うふふ」

「問答無用！いざっ」
むぎゅ～……にならない。
「肉体がなかったのでした～」

助かった～。
「つまり……」

「永久に成仏できないですよ～」

居候がまたひとり。


ちゃんちゃん