- 名前
- ゆり
- 性別
- ♀
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 気さくなゆりをよろぴく☆ ログも読んでね^^ んでもってアドヴァイスなどもよろぴ♪
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オモテの続き Hシリーズ★閉廷後
2012年06月30日 21:10
G原さんが手錠をけかけられ腰縄をうたれて退廷していった。
傍聴席も人が立ち上がり出て行った。
近くに座っていたN山さんは、すすすと私の座っている場所に近寄り話しかけてきた。
N山さん:「ゆりさん。G原さんから手紙が来てさ、ゆりさんがメモを取っているけど気にしてるみたいなんだ。どこかで出版しようと思ってるのかなって」
出版?そんなアホな!公人でもないG原さんの裁判記録なんて出版したところで誰が買うのじゃ?だいたい私は自費出版するような金持ちではない。
私:「N山さん。まさか。メモ取りは流れをつかむために記録しているだけ。私がG原さんのことを書籍にするわけがないですよ。G原さんはA団体大阪支部では有名だけど社会一般では無名の人。この裁判が報道で注目されているわけでなし、公に出すわけがない」
N山さん:「やはりそうだよね。G原さんは自意識過剰なところがあるからな。うん、ゆりさんは記録しているだけで、公に出すわけじゃないみたいと手紙で返信しておくよ」
私はN山さんと一緒に法廷を出た。小雨がポツポツと窓に当たっている。G原さん逮捕から一年を越したんだ。
裁判は戦うと長引く。
犯罪なんてホント、誰にもいいことはない。被害者が気の毒なのは当然として加害者も運命が変わってゆく。
大きな犯罪に巻き込まれたこともなく、自らも大罪を犯したことのない私は幸運なのだろう。
6月中旬には岐阜に出張の予定がある。気分がリフレッシュできたらいいな。
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