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【魔法少女っ】49-1、ネオバビロニア帝国の策略

2011年12月10日 12:03

悪の居城、ネオバビルの塔。
砂漠砂の嵐に囲まれた、シンプルかつ禍々しい建物である。
と、今更な説明して字数を稼ぐのであった。
皇帝陛下の、おな~り~」
側近のパトラッシュが告げる。
パトラッシュが来たんだから、皇帝が来るのはわかってらい、とスターリンは思った。
「うむ。よきに計らえ」
少年の姿をした、帝国皇帝ネロがその座席に座る。
畏まるスターリンと、2将軍
スターリンよ、余が頼んだ件、どうなったかなぁ」
「はっ!……」
即答しかねるのは、芳しくない結果なのだろうか、とパトラッシュは思う。
魔法騎士を倒すどころか、却って覚醒する結果になってしまいました」
「誠に申し訳わけありません」
2将軍は頭を下げたままだ。
「いや、それでいいよ。むしろ誉めてやる。えらいえらい」
ネロはにこやかに微笑んでいた。「怒ってるのに、無理矢理作った表情」ではなかった。
「しかし、どういう事でしょうか」
「余は言った筈だ。「あのチカラが欲しい」と。サンプルケースが2件から4件に増えたという事は、それだけチカラの正体の分析がしやすい、という事だよ。かつて、チャウシェシュクがワッフルのチカラを用いてネガイナーを生み出したような成果を余は期待してるんだ」
「もったいなきお言葉、じゃあ!」
「じじいにそんな過去が……」
スターリンは苦虫を噛んだ気分になった。
なぜ、そこまでの実績を持ちつつ、チャウシェシュクは元帥レベルの役職でなく、元帥の部下たる4将軍(現在は2大軍団壊滅のため、将軍席は2つ)に甘んじているのか。
「……おい。聞いてるのかスターリン
パトラッシュが注意する。
「あーすんません。考え事をしてまして」
「お前なぁ、ガミガミ叱られた場面じゃないんだから、話しに集中しろよ。かいつまんで話すと、陛下スターリンを高く買っておられる。引き続き頑張れ」
「お、おぅ」
正直、めんどくさくてかったるいとスターリンは思った。
続く!

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