恋人作りの3つのヒント

※原文はmixiの記事より。◆～◆の範囲が引用ではなく、僕の書いた部分。※

新しい出会いがない間は、趣味や自分磨きに力を入れるといい、と言われています。確かに、新しい出会いがないと悩む人が、趣味や自分磨きを始めた途端に恋人ができたなんて話はよくあること。なぜ、そんなことが起こるのでしょうか。

＋趣味や自分磨きに力を入れるといい3つの理由＋

1.恋愛以外の世界を持つことで、気持ちに余裕ができる

恋人が欲しい人は、出会いがない状態が続くと、どうしても焦りがち。
しかし、気持ちに余裕がなくなっているのはすぐに分かりますし、相手を捕まえようとギラギラしているのは、あまり魅力的なものではありません。

また、恋愛にしか気持ちが向かない状態だと、恋がいざ始まってもうまくいかなくなります。
心理学には、「カップルの人たちは、自分たちにあまり関心を持っていないほうが、相手をリードする立場に立ちやすくなる」という「最小関心の原理」があります。
逆に言うと、その恋愛にしがみつこうとする人は、恋愛関係において、立場がとても弱くなるということなのです。

そのため、恋愛ばかりに興味を持つ人は、どうしても相手に振り回されがちです。
恋愛をしていない余裕がある時期に、恋愛以外に夢中になれる世界を作っておくと、その後の恋のためにはプラスになるのです。

◆「最小関心の原理」：これは友達関係でも言えることだと思います。例えば、あなたに友達が2人しかいない、とします。
大切なたった2人の友達のうち、もし、その1人に裏切られたり、その延長で絶交関係になってしまったら、どうしますか??
ここまで生きてきてやっと見つけた‐たった2人の友達、おそらくあなたは友達を作るのが苦手な人なんでしょう。
今まで信じてきた友達に突然裏切られる‐怒りもあるし、寂しいし、悔しいし、悲しい、はずです。でも、なぜ、裏切られたんでしょう??
何か理由があったのでしょうか??でも、何かあったと考えることになりそうです。前々から友達が我慢していた‐言えなかった何か‐があったのかもしれません。
さぁ、どうしましょう、そうは言ったものの、あなたは気づいていない‐何がダメだったのか??‐に。
とにかく残った友達は1人です、ってなったら、その友達に嫌われないようになりませんか??機嫌をとるようになりませんか??
でも、それって「いい人」ですよ??あなた、いい人になってますよ??相手からすれば言うことを聞く、いい人になっていますよ。

そうです、多分ですが、これも最小関心の原理だと思います；
余裕がない人ほど、いろんな相手からそこを突っつかれてしまう。

友達がたくさんいれば、たとえその中の1人、2人から切られたとしても、他の人との関係が上手くいっていれば、多少は関係ないと思います。
裏切る人がよほど信頼していた人だったら別ですが；

結局、人って、関係を起こすからにはプラスにしたいんですよね、赤字ではやはり終わりたくはないのですよ。
2人しかいない友達で1人いなくなったら、もう1人から確実に関係上、プラスにならなければならない。
でもたくさんいれば、他の友達からの関係でプラスになることができる。このプラス・マイナスって多分「寂しさ」だと思います。

恋愛でもそうで、上記にもありますけど、恋愛していてもそれだけになるな、ってことなんでしょう。
‐サークル活動やバイトをしている彼女と、サークルにも入っていないし、バイトもしていない、勉強が忙しい彼氏‐がいたとしたら‐
互いに好きな気持ちは同じだとしても、彼女はサークルの友達付き合いもあるし、バイトもある、その中で彼氏との時間もあるわけですよ。
でも、彼氏からしたら、基本的には勉強の毎日だったりで、その中でたまにしか彼女と会えないわけですよ、でも彼女はそれほど寂しくなさそう。
彼女の気持ちがなくなりつつあるのでは??って思いますよね、頭の中では彼女は他の活動もあるから…ってわかっていても；
すると、この原理で、彼氏がビハインド(背後・弱い立場)になるわけですよ。
だから、あくまでも、恋愛は生活の一部であり、人生の一部であり、自分の一部じゃないといけないんですよね。◆

2.より魅力的な自分になることができる

趣味や自分磨きを行うことで、その前の自分よりも成長できるというのも、単純ですが大きなメリットです。
特に、精神面での成長は時間がかかるので、余裕があるうちにやっておきたいところ。

趣味や自分磨きで、新しい知識、新しい人間関係を作ったり、新しい世界と触れ合えば、人の気持ちが分かるようになったり、会話や表現が豊かになったり、新しい一面を出せるようになったり……と魅力が上がることが期待できます。

また、趣味や自分磨きに熱中している人は、夢中になるものがまったくない人よりも、イキイキして魅力的だと思われます。
よく思われようと、中身がないのに自分をよく見せようとする人に、人は警戒心を持ちがちですが、本当に頑張っていて、中身のある人には人は寄ってくるのです。

3.世界を広げることで、共通点がある人が増える

　心理学では、人は共通点がある相手に好意を持ちやすいとされており、これを「類似性の要因」と呼びます。
ここで言う共通点というのは、同じ趣味を持っていたり、共通の知人がいたり、生活環境が似ていたりすることです。
「自分磨きとして通っていた英会話教室で出会った人と恋人になった」、「趣味のテニスの話で盛り上がって異性と仲良くなった」というような話を
聞いたことがあるかもしれませんが、これも類似性の要因を考えると、当然のことなのです。

恋をする上で、いろいろな知識や趣味があり、いろいろな場所に出かけていて、相手と共通項を持てることは、とても有利なこと。
また、共通の趣味や考えを持っている人とは、恋愛関係になっても、共通の話題があるため、関係が存続しやすくなります。
もちろん、実際に行動範囲を広げることで、出会いの可能性が広がるというメリットもあります。

＋趣味や自分磨きに力を入れる際の注意点＋

ただし、趣味や自分磨きに力を入れたほうがいいと言っても、いくつか注意すべきことがあります。

失恋をした人などは現実逃避の為に、その他をおろそかにする「趣味命」状態になったり、
「もっと自分磨きをしないと」とぎすぎすした独りよがりな自分磨きに走りがちです。
しかし、それは、自分を癒すためには効果的ですが、あまり上記のような効果はないので注意が必要です。
恋愛をうまく行うためだけに、自分を磨いたり、趣味に没頭するのも効果が薄いので注意。
それでは、結局は恋愛のことしか頭にないのと同じです。

また、女性の場合、自分磨きをしたほうがいいと言われると、エステに行ったり、メイクを頑張るなど外見磨きに流れがちな人がいます。
外見を磨くことで自分に自信がつき、堂々と異性に接することができるようになるならいいのですが、極端に走りすぎるのには注意が必要です。
お金がかかる女性だと思われたり、内面が伴わないために思ったほど魅力が上がらない可能性があります。
それよりも、世界や見識、人間関係を拡げるもの、内面を磨くもののほうが有効です。

◆恋愛ってつくづく不思議だなって思います。失恋ってなんであんなに辛いのか??片想いってなんでせつないのか??
そして、彼女ができたりすると、なんで嬉しいのか??なんでもできるような気がしてくるのはなぜか??

僕自身は付き合ったことがないので、その「偉大なパワー」に触れたことはありませんが、叶うか叶わないかわからない片想いでも、モチベーションやパフォーマンスがよくなるのは経験上知っています。そのパワーの分だけ、失恋時の苦しさときたら；厳しいものがあります、ギャップが激しいですよね。
おそらく薬を飲んでも効かないであろうその病気は、また違う片想いだったり恋愛をすることで払拭することができるのもまた不思議です。

恋愛は薬でもあるし、毒でもあるんだな。◆

＋できれば新しい趣味、自分磨きに挑戦を…＋

逆に、できれば挑戦してほしいのが、新しい趣味を始めること。
今までの趣味を深めるのもいいですが、新しい趣味を始めることで、あなたの世界が広がり、今までとはタイプの違う人脈や知識ができます。
そのため、恋愛の展開が今までと変わったり、人気度が変わってきたり、ターゲットが大きく増えたりする可能性があります。

新しい趣味に挑戦するのには、パワーがいることです。いろいろなことを調べなくてはいけませんし、
新しい知り合いや新しい教室に慣れることにも力がいります。だからこそ、恋愛に力を割かなくてもいいときに、挑戦するのが効率的です。

恋愛をしていない時期こそ、世界を拡げることができる趣味や自分磨きに力を入れ、あなたの魅力をしっかり補充しておきましょう。

文●四条さやか

＊四条さやか
有限会社フォークリア代表。心理アナリスト、ビューティライフコンサルタント。美容専門編集者を経て独立。NLP、イメージコンサルティング、美容、セラピーの資格を活かし、“内と外から生活充実サポート”をモットーに、外見と心理両方からの印象戦略、パーソナリティ活用、イメージアップなどをテーマに心理記事、美容記事などを執筆中。現在は 19本の連載と書籍執筆を中心に、セミナー、講演、専門学校講師活動など仕事中心の日々。恋愛は最近アドバイザー役ばかり。相談に乗った人の恋愛成就率が高いことだけが自慢。著作は『LOVE&SEX心理テスト』他