ちょっとした心の悩み

先日、22日は友達の誕生日だった。
2人いて、両者とも女の子である。
僕は留年してしまったから、彼女らは4年生である。

それを電話帳にも登録されていて知っていたから、22日になった直後、4～5分くらい経ってから2人にデコメでお祝いメールをしてみた。

すると、その時はもう寝ていたのか、2人から返事が来たのは麻になってからのことだった。通学途中の電車内でメールに気付いた。

どちらも「覚えていてくれてありがとう」のことだった。
喜んでくれたのなら、送ったかいがあってよかった。
と思ったのだ。でも、2人とも次にはこう書いてあった。

「何人からもメールは来たけれど、さわしゅんからのメールが一番最初だった」

ということだった。
僕は考え過ぎだろうか…。

一番メール送るのが早かったっていうのは、一番暇で余計なことを覚えているやつ、と思われないだろうか??

皆はそれを知っていたとしても、勉強や深夜バイトなんかで頑張っていて半分忘れている時に、僕はしっかり送っている。
本当に忙しい彼ら・彼女らにとっては、もう本当に仲がいい人だけとの関係をキープしているような感じで、幅広く付き合おうというやつはいないように思える。つまりは、冷めてきているのだ。安定しているともいえるかもしれない。

一見、覚えていて偉いようにも思えるのだが、その陰ではメールのレスポンスもどちらかと言えば早いし、携帯については結構見ていると思う。

ただ、先生に言われてきつかったことがあった。

「本当に勉強ができるやつ、するやつはメールの返事がすごく遅い。夜寝る前に確認する程度だから深夜にならなきゃ返ってこない。逆にメールの返信が早い奴は集中力がない、できないやつだ」

と。

偉い先生を目の前に言われて、反論したい気持ちもあった。

お前にはわからないだろう、って。

僕が携帯の電源切って、周りとの連絡手段を切って自分の勉強にのめりこんだなら、そのあとには大変なことが起こることもありうるのだ。

自分1人で生きているんじゃない、特に自分は、そしてうちの場合は。

うちにはいろいろ事情があって、常に連絡を取れるようにしておかないとまずいことが多々あるのだ。

あえて悪い言い方をすれば、家族で互いが互いに依存しているともいえる。でもそれは今の形態からすればやむをえないことだったりする。

スパルタ教育で、台所には立たなくてもいい、男子厨房に入るべからずのそんな先生たちにはわからないだろう。

メールはすぐに見てしまう、見てしまったら返事もしてしまう。のだが、人に合わせてわざと夜に返すようにもしている。
あんまり早いと、暇なやつと思われそうだから。

こんな冷めた中で、1人温かくなっていてもしょうがないのだろうか??

それとも、周りがどうあれ、僕自身が温かくいるのは意味があることなんだろうか??