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オモテの続き 裁判の行方

2011年09月18日 19:38

まずひとつめの反論、G原さんいわく、「主語が抜けていますが、誰が被害者を脅したということですか?」と質問。検事が「あなた、G原被告です。」と答えた。(誰がG原被告以外の人のことと思うかいな(><))。検事が「どうです?相違ありませんか?」とたたみこむと、G原さんのふたつめの反論、「私が脅した日時と場所が不明確です。○日~○日に市内のホテルの一室で被害者と会ってということですが、日に幅があるし、ホテルといっても多数あります。その主張は明確性にかけます。返事は保留します。」と反論。認めるとも認めないとも返答しないのである。弁護士も「調書は検察によって作られた部分が多い。被告主張どおり、まず日時と場所を特定してください。」と検察側に申し立てて終了した。審議は次回に持ち越しである。


G原さんは退廷の際に傍聴席をぐるりと見渡した。私を見届けたかもしれない。彼としては、誰が傍聴に来ているかな?と確認したかったのであろう。この落ち着きが凄みを感じさせた。修羅場をくぐって生きてきた人の独特の雰囲気か。

少し前の席にA団体東京本部のH広報部長もいたが、終了するとそそくさと立って小走りに出て行ってしまった。顔見知りのマスコミが入っているかもしれないので見つかると厄介だと思ったのかもしれない。私はN尾さんしか知っている顔を見つけられなかったが。

帰り道は、N尾さんと歩きながら話した。
N尾さんも私と同じような感想を持ったらしかった。「ゆりさん、G原さんってある意味すごいね。あんな重箱の隅をつつくように、検事の言い忘れを突っ込むなんて。検事の言うことをしっかりと聞くだけの余裕があるんだ。日と場所が不明確ということは、被害者がはっきり覚えていないのかな?」と。
私も答えた。「G原氏はおそらく身に覚えがあるんですよ。そうでないなら、事実無根だと言うはずです。普通はあんな日時場所不明確な訴えが取り上げられることはありません。あれでOKだったら冤罪起こり放題になってしまう。彼が多くの前科を持っていること、若き日は総会屋であったこと、組織恐喝のプロであったことが考慮されているんでしょう。おそらく次に日時と場所が明確になったら、『脅している証拠を出せ』と言うはずです。いくら通帳に被害者からの振込みがあったとしても、恐喝した金ではない、被害者が貸したお金を返してきたとか、立て替えたお金を振り込んできたとか、いくらでも弁明できる。」N尾さんは次の裁判にも来れたら来るとのこと、私も都合がよければ来よう。

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