- 名前
- Kevin (えいゆう)
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 心も,体も、そして脳も刺激します。 いきなりメールをしても返事は返ってこないと思いま...
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淡い夏の夜
2011年07月11日 21:47
朝から一日中スクリーンのコードを眺め、ウェッブサイトのデザインをする。
このようなモードの時は正直言ってお昼も食べずにひたすらコンピューターに向き合う。というかお昼を食べるという事すら忘れる…。ある意味集中していていいのだろうが、また違った意味では体に良くない。
今日はこの様に張った時間が長く、夜の8時頃のいい加減近くのバーに夕食を食べるためにスタジオをでる。ここで飲むFranziskanerというドイツの麦ビールがこのような暑い日の後はおいしい。
木曜日の夜という事で、お店も混んでなく、適度に人の会話がバックグランドに聞けて居心地がよい。さすがによく来るので、店員さんが僕の顔を見ると「いつものね」とビールを早速持ってきてくれる。週末に時間をかけたけど解けなかった所が全て解決したので、一安心。やっとこの作業も明日で終わりなんて考えながらビールを飲む。
しばらくボケーとしていると、一人女の子が目に入る。彼女は友達と来ているようで、遠くの席に座っている。楽しい会話をしているようでとても気持ちのよい笑顔をしている。「この子かわいいなー」なんてうっすら思いながら食事を一人で続ける。
少し経った後に又彼女の方を見てみると今度は彼女と目が合う。あっと思ったが、薄暗いし大した距離ではないのでそのまま彼女の事を眺めてみる。その内彼女の方から目をそらしていった。
夏になると健康そうな肌がしろいタンクトップから見えていいなーと。うっすらと日焼けをして、少し短めのポニーテールをしながらとても健康そうで。僕はこんな所から眺めているだけでも、幸せだなーと思う。
また彼女を眺めていると目が合い、今度は彼女が席を立つ。トイレかなと思い,見ているとこちらに向かって歩いてくる。まさか勘違いだろうとしばらく見ていると僕の席の前で止まった。
「Hi」なんて声をかける。彼女は微笑む感じで「Hi」と返事をする。そこから会話が始まった。
どうやらうちのスタジオでクラスをとった事ある人たっだらしく、挨拶をしたかったようだ。来週から南米に行く予定で又沢山写真を撮ってくるから帰ってきたら見て欲しいと。
僕はうっすらと日焼けをした整った顔に見とれながら、「ああ、もちろん。いつでも連絡をして」なんて情けない答えを返す。
「あのスタジオいい感じだね」なんてうまい褒め言葉をいってくれる。この時点では思考回路が飛んでいて、文章として答えを返せない。「ありがとう」と一言。
こんな何気のない会話の後、彼女は友達の待っている席に戻っていく。彼女の後ろ姿を見ながら思わず、「こんなのもありか」とため息をつく。
そんな淡い夏の夜だった。
このウラログへのコメント
こういうのがうらやましくなる年頃ですね…。でも眺めているだけで精一杯です。
> kicoさん
こちらこそ!人生こういうのがないと楽しくないですよね。お互いに楽しみましょう!
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