- 名前
- チナツ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 45歳
- 住所
- 福岡
- 自己紹介
- 裏(*´▽`*)キャ
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泣いた後
2011年06月06日 23:52
泣いた、帰り。
午後6時を回ったとこで
「仕事終わった?」って彼が聞いて
「もうちょい…」って言った
もう一緒に居れる時間がなくなるから少し悲しくなる
「先に帰っていいですよ…」ふてくされる、あたし。
「ボクは」
「?」
「◯◯(←あたし)さんとイチャイチャしながら帰るから」
「えっ」
ニヤニヤしてる彼
「えっと」
ニヤニヤ
「・・・・ハイ」
30分かかる仕事を10分で片付けて帰る仕度をした
「じゃっ」
「?」
「倉庫行く?」
「えっ」
またもやニヤニヤしてる彼
「ホテルがいい?」
「えっと…」
「でも、今から行くと、うーん、1時間くらいかなぁ?」
「そっかあ」
「どっちがいい?」
「どっちでもいいです」
「きめていいよ」
「えー・・」
「いつも俺が決めるから」
「・・どっ・・ち・・でも。」
「だめー」
数分こういう言い合いを重ねて結局ホテルに行くことに・・
「はじめてだね、行きたいって言ってくれたの」
「言ったっていうか、言わされたっていうか・・」
「いつも勝手に連れ回してる感じだったから」
「うーんー。行きたいのはー、ヤマヤマなんですけどー…」
「うん」
「わがままかなぁと思うとさ。お家に早く返さないといけないなってっいうのもあってさぁ。。」
それはほんとにそうで
あたしが一番大切にしないといけないものは
あたしの気持ちでなく
彼の気持ちでもなく
それを飛び越して、彼の家族なんだと思う
それがあたしに課せられた重圧
あたしの「一緒にいたい」って気持ちで踏みにじられてはいけないモノ
だけど
やっぱり
一緒にいたい
たまに
少しだけ
わがままを言ってしまう
一緒にいたいと
エッチして
彼がシャワー浴びてる間に
一人でベッドで待ってるとまた涙がぶり返してきた
泣き落としとかは嫌いだから彼が帰ってくるまでに涙乾かないといけない・・
と、思うと逆に涙が止まらなくなった
彼が戻ってきて
あたしが布団をかぶったまま出てこないから
無理矢理布団をめくる
無言で頭を撫でてくれた
「ダメだよ。優しくしたらもっと泣くんだから」
涙でぐしゃぐしゃの顔で笑う
「どうしたらよかったん?」
彼に聞く。
「言ってることは間違ってないんだよ」
ぽんぽんと肩をたたいて笑いながら言う、彼
「ただ、言い方がさ」
「言い方が?」
「いきなり半切れで「何してんの?」みたいないい方されると、こっちもムッとなるよね」
「ごめん」
「そうじゃなくてもさ、あなた冷たいんだわ。僕には」
「そうかな」
「そうだよ。隣のおばちゃんがびっくりしてたよ、あまりにも冷たい態度するから」
「えっ。そうかな・・」
「特別冷たいと逆にバレるよ?」
「だって」
「やさしくしてよ(笑」
「無理だよw」
「なんでよ」
「あなたは、特別だもの」
それからちゃんと話して
なんで冷たくしてしまうかを考えた
人にバレちゃいけない関係だから
この好きじゃないですって振りを、つい、してしまうと
彼の隣りに座ってる◯◯サンとおんなじ様に目が合うとニコッと笑いかけることが
彼には出来ない
現場のおじさんとおんなじ様に姿を追いかけていって「おはようございますっ」て声をかける事はできない
へんな防衛本能だ
「防衛本能だよ・・」
「なに?」
「あたしが冷たい理由」
「そっか」
「ごめん、あなたに優しくは出来ないかもしれない」
笑う彼
でもこんなこと正直に言える間柄になるとは思わなかった
あたしはずっとずっと彼を好きで
好きで好きで好きすぎて
本心なんか言える隙間がなくて
ずっと気持ちをかみ殺して生きていた
彼の気持ちを知って
いや、彼の気持ちがあたしに向かいだしたことを知って
少しづつ本心が言えるようになってきた
好きです、と
こんなふうに分かり合えることが
幸せすぎて
また泣いた
いつか
この気持ちを諦める時が来る
いつか
彼と別れたら
あたしの一部は死んでしまうのだろうと思っている
でももう
それでいいやと思うあたしも居る
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