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☆連載官能小説☆『濡れた花弁』第3回

2011年05月13日 00:20

~前回までのあらすぢ~
純子は妄想に浸りながら自慰をつづけ…


四方をサラリーマンに覆われ身動きがとれない状況で、抵抗する術もなく赤の他人の指に犯されるわたし…。

体は下半身から全身へと熱を帯び、感じるまいとしても若い花弁からは蜜が滴り、このような衆人に囲まれた場でも欲情してしまうなんて、とさらに羞恥心追い風となって…

「や、やめ…」

とそこへ先ほどの茂雄がまた坂の向こうからやって来た。

「やあ、まだ最中かい?」

ヤスっさん、おはやいお帰りですね」

純ちゃんはそう言うがさっき会ったのが2時やったから、あれからそうさなぁ」
時計をちらと見て、4時間近くたってるよと告げた。

「えっ」
妄想に没頭するあまり、彼女の時間の感覚はすっかり麻痺していた。

−やってしまった−

と純子は思った。今日は大切な約束がある一日であることを思い出したのだった。

~つづく~

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