- 名前
- BB
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- 年齢
- 44歳
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- 神奈川
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- 特になし
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殺しとエロス
2006年08月08日 05:25
1947年 ロサンジェルス
ダウンタウンの空き地で 若い女の全裸死体が発見された
死体は 腰のところで真っ二つに切断され 顔は痣だらけ おまけに口が両端から耳まで切り裂かれ バストにはタバコの火が押し付けられた痕や切傷があるなど なんとも残酷無残な姿であった
死体は見事に血抜き 洗浄され まるで マネキン人形
被害者は ハリウッドスターを目指していたエリザベス・ショート 22歳
彼女は黒い炎の様な漆黒の髪 青白い肌を際立たせる黒いドレスをいつも纏っていたことから “ブラック・ダリア”と呼ばれていた
検視解剖の結果 驚くべき事実が解ったという
肛門と膣に太腿のえぐられた部分が押し込まれ 腹を切りペニスを突き刺した裂傷が在り 胃の中から排泄物が発見された
そして 彼女は生きたまま切断されていた。。。
女優を目指し ハリウッドに来たもののにわか 娼婦紛いの生活を送っていた彼女に何が起きたのか!?
今だ未解決のまま現在に至っている
この事件 ブライアン・デ・パルマが監督し 今秋公開されます
デ・パルマといえば 麻薬中毒のキューバ人ギャングを描いた “ザ・ギャング”といえばこのヒト!アル・パチーノ主演の「スカー・フェイス」
禁酒法時代の警察とギャングを描いたけれど時代考証はいいかげんな(苦笑)アルマーニを着た豪華スター競演の「アンタッチャブル」
なんかが一応世間的には代表作なのかしら!?
でもね 知るヒトは知る!
血とエロスとサスペンスを描かせると これほどまでに賛否両論を巻き起こせる監督も居ない事を
いつも作品は大失敗か大成功かに終わり(笑)女性蔑視で 覗き見趣味が色濃く反映され 女性に対する猥褻な欲望が凝縮されている(「ボディ・ダブル」なんてほとんでポルノだもんね。。。)
そして 身も凍るような殺人シーン
「殺しのドレス」ではナイフ 「スカー・フェイス」ではチェーンソー 「ボディ・ダブル」では電動ドリル。。。
そこに存在するのはサディストで 陰惨な暴力描写
今秋公開される「ブラック・ダリア」もデ・パルマお得意の血とエロスとサスペンスが色濃く出ている作品らしいので 一応楽しみにしております。。。(大いなる期待はしていません。。。大失敗かもしれないから。。。)
その前に是非↓(笑)
「殺しのドレス」(1980年アメリカ映画)
監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ
出演:マイケル・ケイン アンジー・ディキンソン ナンシー・アレン キース・ゴードン
まだまだ女盛りのブロンド美人ケイト(アンジー・ディキンソン)は夫とのSEXに満足イかないのが悩みの種
頭の中はいつも満たされる事でいっぱい
そんな悩みを精神分析医Dr.エリオット(マイケル・ケイン)に相談してみる
エリオットは魅力的な中年紳士 試しに誘惑してみるも 旨くかわされ 気は晴れなかった
その足でメトロポリタン美術館へ
一人の男がケイトを見ている
最初は不信感を抱くものの ケイトを誘っている事に気づき たまらなく気になって男の後をつけてしまう(この台詞がないのにも関わらず 心理描写が映像だけで語られている素晴しく良く出来たシーン!必見!)
そして男のタクシーに乗ってしまい激しく狂おしく白昼堂々ニューヨークを巡りながらカラダが満たされる(あえぎ声が笑える。。。)
男のアパートでケイトは初めて行きずりの快楽を味わう
素晴しい午後を過ごしたケイトは 男が眠り込んでいる間に メッセージを残して帰ろうとした矢先 目に入った驚くべき書類が。。。(このオチはナイス!)
動揺してアパートを出るケイト
しかし 指環を忘れた事に気づき アパートへ戻る
その時!!!!!!
サスペンスの巨匠ヒッチコックのパクリだとかなんとか言われている作品だけれど 確かに初めて観た時アタクシもそう思いました(笑)
おもいっきし「サイコ」じゃんって!
ヒッチコックの作品ってあまり観ていないんだけれど それでもそう思ったからねぇ。。。
シャワーシーンで始まりシャワーシーンで終わるし
でも「殺しのドレス」のが遥かにエログロです
デ・パルマのエロシーンって毎回思うんだけれど 品がない。。。
スポーツ新聞や週刊誌に出てるエロページみたいなイメージなの
そして アタクシの中で一番強烈だと思ったのがクライマックスの看護婦さんが見世物にされるシーンね。。。
ベッドの上で気絶した?殺された?(どっち!?)看護婦さんの白衣のジッパーが外され 下着姿が露わになり 白い靴が脱がされて それを大勢の男達が興奮しながら見ているの
なんだか いろんな意味でゾクゾクするワ。。。
マイケル・ケイン怖すぎ。。。
しかしよくあんな役やったよねぇ
サーの称号を持つマイケル・ケインは。。。
娼婦リズを演じるナンシー・アレンは元デ・パルマの奥様で なんともイモっぽいけれど、いかにもアメリカの女って感じのキュートさがヨイです。。。
っていうか デ・パルマ映画に何本か出てるけれど ほとんど娼婦役とかよね!?確か。。。(苦笑)
ケイト役のアンジー・ディキンソンは。。。
この役にすごく合ってると思います!(なんとも思い入れのない感想^^;だって好みじゃないんだもん!)
この作品の最大の見せ場が エレベーターでの殺人シーンで ナイフでスパっと切られ 血がドバーっと出てくる映像も凄いけれど その後 エレベーターの中に置き去りにされ 開閉されるドアから微かに動いている血まみれの腕が アタクシは恐ろしかった。。。
スプラッター系がダメなヒトは観ない方がよいかもしれないけれど サスペンスとしてはなかなか旨く出来ている作品なので「ブラック・ダリア」に興味ある方は 是非ご賞味あれ!
このウラログへのコメント
これは昔観たような記憶がありますが・・・究極に相手を征服するには殺ししかないのかもね~って異常?~★
ジェイムズ・エルロイの母親は、彼が5歳の時に殺されたんです。デパルマの美学よりエルロイの狂気でしょ。
ブライアン・デ・パルマの
陰惨でサディスティックな世界
彼なりのプロファイリング見ましょうか
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