- 名前
- みえだ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 53歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 愛猫によく脚などを、舐められています。年齢の割には若いです。ミニスカートかショートパ...
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待ち合わせ
2011年04月28日 01:15
(前回の続きです)
私は仮眠室に向かった。ドアをノックし、開けると部屋は真っ暗。
さえぐさ君はまだ来てないのだろうか?それとも帰ってしまったのか?
『お帰りなさい、みえだ先生!』
窓際のソファーで、夜景を見ていた。
『驚かさないでよ~。灯けるよ』
そこには私服でラフな格好のさえぐさ君がいた。夜勤ではないようだ。
『オペが長引いちゃって、帰り損ねですよ。帰ってもいいんですが、寝過ごしそうで。お泊りしてもいいっすか?』
『朝ご飯は付いてないけど?ま、いっか』
彼の行動よりも、私の方が訳が分からず、笑ってごまかしている。そして不思議と和やか雰囲気に、変わっていた。
『みえだ先生って、日本茶は飲まないんすか?』
お茶を置いてある棚には、紅茶数種類と中国茶数種類があるが、確かに日本茶がない。
『飲むよ。でもホントにないね。処置室(診察室)に持って行ってるんだ』
外来でお茶を出すのに、ほうじ茶と玄米茶はあるはずだ。よく見てるな~。
彼が持参したハーブティーを入れてくれた。そして棚に茶番の入った瓶を並べた。
『自分でブレンドしたの?レモンバームがいいね、すっきりして!』
『市販品にラベンダーとレモンバームを、少し入れただけっすよ』
『シェフがいいと、違うね』
『…照れるなぁ。照れついでに』
彼が私の隣に座ると、力一杯抱きしめてきた。ヤバい、このまま押し倒されるのか?完全に頭の中は真っ白。ボディーソープのいい香りが、そして鼓動が伝わってくる。
『照れついでにしてるの、本当に?』
『本気と言ったら?』
『…分からない』
『この先はイエスが出ないとしません。ハグだけでも嬉しいっすよ』
どれくらい時間が経ったのか、随分長く感じる。そして様子がおかしい。
『さえぐさ君?』
『…』
何と彼は私を活抱きまくらにして、寝てしまっていた。ようやく起こすと、二人して笑いまくった。
このウラログへのコメント
抱き枕だけて・・・
さえぐさ君は、良い男だね。彼と立場が入れ替わったら同じ様にしそうである。私も絶対に無理強いは出来ない
激務の医者の青春物語だ。
仕事も恋愛も必死で頑張るんだ!
恋人同士になりそうな雰囲気ですね
羨ましいです。
> やっさんさん
様子伺いみたいですね、彼は
> みちぼ-さん
母性本能がくすぐられますね、紳士的で
> ジャッキー55さん
最近、彼を弟みたいに思いますね。やることが可愛いし
> パワーさん
意外なほのぼの恋愛ですよね?大切にしたいと思います
> コリさん
この先は全く予想が付かないです
> シマさん
年下の男の子ですかね。異性として見ることが、出来ません
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