【妹ラブ！番外編】妹を抱く！

その日は妹は悲しい目をして帰ってきた。
どうしたんだい？
「えとね……パーティで頑張ったけどうまく行かなかったの」
経緯としてはこうである。新年会的なパーティの席で、妹はパフォーマンスを頑張ったが、それよりも高品質なパフォーマンスをした方がいて、そのひとはその道を極めし者だから勝ち目ないじゃん、なくらい差が歴然としてたので、パーティで活躍できなかったという。
勿論、新年会は軽めのパーティだから事前準備とかもあんまりないから「悔しい」という言葉は不適かも知れんが、要は妹がパーティを楽しめなかったということだ。

そんなわけで、僕は妹を抱きしめて慰める事になった。

ところで、そのパフォーマンスで、お前はどんな格好したのかな？
「うん。待っててね」
写真データを持ち出した。
うげっ
鼻血ブー！
猫耳メイドさんの衣装だった。
「どうかな？」
どうかなじゃね～！こんなの見たら萌えない方が間違ってる！そのパーティの出席者はインポか？草食か？
いや草食ならなおさら萌えるわ！ジャロに訴えたる！
僕は黒電話を持って一階に行こうとした。引き留める妹(当たり前だ笑)

「ありがとう、お兄ちゃん……実物も見てくれる？」
後ろから抱きしめて妹は照れながら言った。
もちろんですとも。

続く！

ふらーみとだむーん