- 名前
- エンドウ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 41歳
- 住所
- 愛知
- 自己紹介
- 精液を溜めすぎると身体に悪いという俗説があります。 実際には常に新しい精子が作られて...
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公衆便所にて
2005年07月05日 20:32
公衆便所というのは、その形容のとおり公共のものです。
つまり、みんなの物ということですね。
ですからキレイに使うことは当たり前です。
いつの頃からか、「一歩前に」などという張り紙が見られるようになりました。
的を外して便器の外に糞尿をつけられると次に使う人が不愉快ですし、掃除をする人も大変です。
そんな張り紙をしなくてもキレイに使えるわ!と思うのですが、裏を返せばそんな注意を促さなければならないほど使用状況が汚いということなのでしょう。
自宅のトイレであったならば、どんな使い方をしていても文句はありません。因果は自分にかかってきますからね。
まあ、鍵をかけずにオナニーをするというのはいけませんが。
そんなことをしていたら、トイレを使おうと思った家族が知らずにドアを開けてしまい、「ヤダあんた何やってんの?」という事態になって非常に気まずいですからね。
さて、街中にて尿意を催したエンドウさんは近くにあった公民館の公衆便所にかけこみました。
そうしたら先客がいたんです。
いえ、それ自体はよくあることなのですが、その人はどう見てもオバサンなんですよ。
別にオシャレというわけではなく、半額セールで叩き売りされていそうな野暮ったい服をめかしこんだオバサンがですね、化粧直しをしているんですよ。
トイレで化粧直しをすること自体は別に構いません。
公共の場でありながら、プライベートな側面を持つ両義性が公衆便所の特徴であると思いますから。
しかし、何故に男子トイレでそれをやっているのかさっぱりわかりません。
不意打ちに弱いエンドウさんは呆気に取られて、件のオバサンを見つめてしまいました。
そうしたら、オバサンは俺に気がついてこう言ったんですよ。
「ああ、ごめんねお兄さん。あっち(女子トイレ)がいっぱいでね~」
なるほど、動機はよくわかりました。
しかしそれは非常識な行為だとは思わないのでしょうか。
人間は社会の中で生きている以上、社会のルールを守らねばなりません。
ルールは破るためにあるという頭悪いことを言う人もいますが、都合のいい部分だけ社会の恩恵を享受して、それ以外についてはアウトローを気取るなんて随分と間抜けな話です。
また、規律を守ることは秩序の安定にもつながることなので、行うべきことなのです。
少し大げさな物言いですけどね。
俺がトイレに入るまで他の利用者がいなかったようなので、大方「まあいっか」とでも思ったのでしょう。
その思考は大いに間違っています。
男女共用という公衆便所もありますが、件のトイレは男女別に分かれています。
そうであるなら、区分を守るのが当然であり常識でしょう。
仮に男性がやむをえない事情で女子トイレを使用した場合、即刻痴漢扱いとなり、場合によっては警察に突き出されてしまうかと思います。
そして、裁判にせよ示談にせよ金がかかりますし、社会的地位にダメージが加わることもあるでしょう。
しかし、女性の場合はそのような事態に発展することは僅少なのではないでしょうか。
男性のほうがそれほど騒ぎ立てませんから、その点に油断しているのだと思います。
ふざけた話ですよ。
そんなのは決め付けで、女性に平気な顔で男子トイレを使われてはたまりません。
男女同じくプライバシーを守るために設けられた場なのですから、そのコンセプトはどうか理解して良識に基づいた行動をとって欲しいものです。
また、単純に女性側の問題とするだけではなく、男子トイレの掃除を女性に任せるといった社会の風潮にも十分問題があると思います。
結局、例のオバサンは言い訳のようなことをだらだらとしゃべった後、再び化粧直しを始めました。
文句を言う気も失せますよ。バカ。
こういった輩は人の話を聞きません。本気で世界は自分の思い通りに動いていると思っているから厄介です。
ですから、俺にできることはせいぜい精神的な嫌がらせをするぐらいの、後ろ向きな術しかありません。
幸いといいますか、エンドウさんはおなかの調子が悪くてガスが溜まっておりました。
ぶっ!!
自分でも嫌になるぐらいの臭気をトイレの中に放ってやりました。
オバサンはものすごい迷惑被ってますという視線を送ってきましたが、そんなこと知りません。迷惑してるのはむしろこっちの方です。
そ知らぬ顔で手を洗って出ましたよ。
ざまあみろ。
このウラログへのコメント
女子便に長蛇の列が出来ている時、おじさんが女性陣にこっち入りなと薦めていましたが。別にいいと思う。
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