非エログ[俺とレンジと蕎麦爺さん(前編)]

表ログで言うた、11時頃に蕎麦を食べた店。

松屋の牛飯を食べ終えた後に、ふと久しぶりに寄りたくなった店。


[おぅっす！]

プライベートで久しぶりに出す大声


{おぉ、いらっしゃい。久しぶりじゃないか。}


キッチンの奥(兼勝手口)で、ふくよかな男性と話していたおっちゃんがやってくる。

スーツ姿のふくよかな男性は、おっちゃんに笑顔で挨拶すると、店を後にしていった。


{なんにすんの？}

[ん～今日はかけそばで。]


{お前…久しぶりにやって来といてセコいなぁ…}

[ちゃうんスよ、さっき松屋で牛飯食べて来てしもて(笑)]


{あぁ今安売りやってるからな}

[そうなんス…(揚げ物類に目をやり)…あれ？唐揚げなんてやってましたっけ？]


{たまぁに。やったりやらなかったりだけどな}

[そんじゃせっかくだし唐揚げもお願いしよっかな]


{あいよ、唐揚げ丼セット？}

[蕎麦に入れて下さい。]


{セコいなぁ…}




おっちゃん１人で切り盛りしているとある蕎麦屋

競馬とおっぱいとスーパードライが大好きで

今や僕の素の部分を出せる人の１人だ


おっちゃんと出会って…もうボチボチ5年になるんかな

まだ住所が東京になる前から食べに行ってたし

そこは声優の養成所に通っていた時の知人に教えてもらったんだ

その頃の養成所メンバーで、今でも来るのは僕だけらしい

皆それぞれ自分の道を歩んでいるのだろう

それでも相変わらずおっちゃんはおっちゃんだ


{この前ようやく巻き返したんだよ}

[おっ、もしかして…]


{おととしも駄目、去年も駄目だったろ？}

[三連単スか(笑)]


{あたりめぇだよ。かすってたのは何回かあったんだがな…}

[三連複じゃないっスからねぇ]




三連単とは、競馬の1着～3着を順に予想するもの

三連複の場合は、3着までに入る3頭を予想する

当然、三連単の方が当たる確率は低く、見返りも大きい




相変わらずのおっちゃんだ

ただ、心なしかいつもと違う気もする

何か…変化があったような…




{俺、少し痩せただろ}

[そう言えわれてみればそうっスね]








明日のログへ続く










ふくよかなサラリーマン

痩せたおっちゃん

そして結局レンジとは


お楽しみに
(*´艸`)