【既に“土俵際”佐々木希ドラマ】

「土俵ガール！」より
「土俵際ガール！」！？
(ゲンダイネット)

●“実物大フィギュア”の幼児体形・佐々木希に相撲ができるリアリティーはゼロ

　テレビ東京のドラマ２４でヒットマンガ「嬢王」「怨み屋本舗」が人気だったし、つい先週まで日本テレビでは「プロゴルファー花」を放送していて、最近、深夜ドラマが熱い。しかし“女が主役のスポ根ドラマがはやる”と思ったのか、「プロゴルファー花」の路線狙いでＴＢＳがスタートさせた深夜ドラマが「土俵ガール！」だってよ。

　大相撲が賭博問題でモメてる最中にこれはマズいだろ。ドラマの撮影は先行しているから変更がきかなかったのか！？

　火曜深夜放送の「土俵ガール！」は、モデル役の佐々木希が実は昔、相撲がうまい“男の子のような女の子”だったことが発覚し、モデル業界に内緒で廃部寸前の相撲部のコーチを買って出るというマンガ的な設定だ。芝居はコント風だし、“実物大フィギュア”の幼児体形・佐々木希に相撲ができるリアリティーはゼロだ。深夜ドラマ特有のクオリティーの低さで、大人の観賞に堪えるものではないが、この時期に相撲ドラマ？　という理由で見逃せない。

　噂では３回目に、貴乃花親方が主人公のライバル校の校長役として登場するらしい。相撲の稽古（けいこ）をつけて人生のウンチクなんか語られたら大笑いだ。しかし２週後に相撲界はどうなっているか分からないし、親方自身の立場も含め状況によってはドラマの最中に「×月×日に収録されました」と断りテロップが出るかもしれない。最悪、親方の近しい方が逮捕されていたら、どうするんだろうか。いずれにしろ相撲を取り上げたことで逆に数字が上がる可能性アリ。ただでさえ相撲ファンは相撲シーンに飢えているから。

　相撲界の状況次第で打ち切りもあるし、面白いものにするために裏社会が学生相撲を観戦に来る設定に直すのもいい。その２つの理由でタイトルは「土俵際ガール！」に変えるのを勧めます。

　（元芸人、作家・松野大介）


【笹パンダ・コメント】

　佐々木希さんが相撲？意外性よりも先に「なぜ？？」と疑問符が思わず付いてしまいます。

　確かに相撲界がゴタゴタしている今、ものすごく悪いタイミングでの放映ですね。

　貴乃花親方も食事会に、暴力団関係者が紛れ込んでいたとの報道もありましたが、これは親方も寝耳に水でしょうね。

　むしろ、佐々木さんのヤンキー時代の武勇伝を実写化すれば面白いのに(笑)