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「悪徳の栄え」

2010年04月08日 10:37

「悪徳の栄え」

最近チャットの中でもよくSM話というのをしたりします。

ここのプロフの中にもSM度みたいなのを表記する欄がありますよね。

でも私はどっちつかず・・・というか、とても偏りが激しいんです。

好きな人にはいい意味でドM
お望みのままに何でもしてあげたいし、かなえてあげたい。それは性的欲望に限らず生活全般においてそういう感じです。
別の言葉で言えば「従順」なんでしょうか。

しかし、多分日常的に私の基盤はS傾向にあります。(一部の方には「ド」がつくほどのSなのでしょうがww)

しかし、もちろん性的な面においてそういうプレイはほとんどしたことがないし、体の関係を持つのであれば、私は「愛情を注げる人」としか出来ないことですから、当然自分は受身になってSの顔は出せないことになりますし、好きな人の前でSの顔するのなんてまっぴらですwwww

さて、私のこうしたSとMの深層的な芽生えを手伝ったものの一つに映画があります。

故、実相寺昭雄監督、「悪徳の栄え」です。
文学ツウの方ならピンと来ると思いますが「マルキ・ド・サド」の小説の日本版映画化です。

マニアックですねぇww

実相寺監督と聞いて「ウルトラマンだ!」と思った方はかなりの特撮好きとお見受けいたします。
亡霊怪獣シーボーズの回ですね。シリーズ中でも名作と言われておりますwww
あとは「帝都物語」でしょうか。怪優・嶋田久作を世に送り出した功績は大きいですね。

そんなこんなで大好きな監督さんでございました。

主役は清水綋治さん。
不毛地帯」の国際ロビイスト役で最近は拝見しておりましたが、これまた大好きな・・・www

この清水さん演じる不知火公爵が繰り広げる世界こそが、サドの目指したSM哲学であり、本質であると学びました。

妻を他人に寝取らせる。その背徳におぼれてゆく美しい姿を見ることが至高の喜び。

これって寺山修司の「上海異人娼館」にも通じるところがあるんですが、Sであるはずの「ご主人様」が実は一番自虐的・・という。

SとMは常に表裏一体で自我の中に内包されている。
だから、私自身もSとMの二面性があってもいいんだ!ということに帰結いたしまして・・・ww

縄でしばって(これはこれでまた別の独特の哲学がありそうですが)、痛いことして、浣腸して、アナルに突っ込むだけがSMじゃないよとwww

思想がなければそれは・・・単なる変態性欲だよとwww

このウラログへのコメント

  • みづき 2010年04月08日 15:20

    > トモタさん

    他の作品などもお読みでしょうか?澁澤龍彦などもお好きなのでしょうかね?^^

  • みづき 2010年04月08日 15:22

    > りょうさん

    Sであり同時にMである。この矛盾した二つの事象を持ってこそ、人間の本来の姿なのかも。

  • みづき 2010年04月09日 10:54

    > 匐淬渊(キラー)さん

    自称S・・・というか変態行為とSMの違いがわからない輩が多すぎなんですよw

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